鬼平犯科帳一覧表

通番
文庫
題名
発表年月 *
概要など
1 1浅草・お厩河岸S42年12月 発表日付からは鬼平の記念すべき第1作目
2 1おしの十蔵S43年1月 内容から見ると鬼平の第1作目、平蔵が着任する
3 1本所・桜屋敷S43年2月 本所で感慨に浸る平蔵の背後に突然の刃風が
4 1血頭の丹兵衛S43年3月 真の泥棒血頭の丹兵衛の偽者が現れた、粂八の探査が
5 1老盗の夢S43年4月 引退した大泥棒蓑火の喜之助の復帰は
6 1暗剣白梅香S43年5月 夜の鬼平を襲った鋭い一撃、抜き合せた鬼平は
7 1座頭と猿S43年6月 按摩に化けた彦の市と女房さらに間男も加わって
8 1むかしの女S43年7月 平蔵の前に現れた昔の女おろくは、今
9 2蛇の目S43年8月 鬼平が蕎麦屋であった慈悲深い男 だが怪しい
10 2谷中・いろは茶屋 S43年9月いろは茶屋で忠吾があった川越さんとは
11 2女掏摸お富S43年10月 昔の仲間に脅されて掏りを働く女 しかしその後は
12 2妖盗葵小僧S43年11月 葵の御紋をつけ女を犯す盗賊 鬼平最大の危機が
13 2密偵S43年12月 盗賊改めの密偵弥市のあった盗賊とは
14 2お雪の乳房S44年2月 同心木村忠吾が望む結婚相手の娘の父とは
15 2埋蔵金千両S44年3月 余命なしと悟った盗賊の隠した埋蔵金千両
16 3麻布ねずみ坂S44年4月
17 3盗法秘伝S44年5月
18 3艶婦の毒S44年6月
19 兇剣S44年7月
20 3駿州・宇津谷峠S44年8月
21 3むかしの男S44年9月
22 4霧の七郎S44年10月
23 4五年目の客S44年11月
24 4密通S45年1月
25 4血闘S45年2月
26 4あばたの新助S45年3月 同心佐々木が昼間から二人連れ 平蔵の目が光る
27 4おみね徳次郎S45年4月 狐とたぬき どちらが上手か
28 4S45年5月 三国峠で争う盗賊 盗賊同士の敵討ちか
29 4夜鷹殺しS45年6月 夜鷹だって人間だ 鬼平の怒りが炸裂する
29 5深川・千鳥橋S45年7月 腕の良い大工でありながら盗賊と関わる男に死期が
30 5乞食坊主S45年8月 乞食坊主の録之助が偶然聞いた話とは
31 5女賊S45年9月 引退した盗賊の頭の息子に危機が
32 5おしゃべり源八S45年10月 4月も行方不明だった同心が見つかったが彼の記憶は
33 5凶賊S45年11月 九平が故郷を訪ねた帰り聞いた盗賊どもの話は
34 5山吹屋お勝S44年12月 平蔵の叔父が熱を上げる料理屋の女はちょいと奇妙な
35 5鈍牛S45年12月 放火犯として捕まった男は少し鈍いが悪い奴ではない
36 6礼金二百両S46年1月 正月休を過ごす鬼平の元へ大汗を掻く与力佐嶋の姿が
37 6猫じゃらしの女S46年2月 猫じゃらしを伊左次に付けさせる女にかかった災難とは
38 6剣客S46年3月 鬼平と忠吾がすれ違った浪人の着物に僅かな血が
39 6狐火S46年4月 密偵おまさの昔の男が おまさは密偵を止めた
40 6大川の隠居S46年5月 こともあろうに鬼平の屋敷に盗賊がしのびこんだ
41 6盗賊人相書S46年6月 盗賊の人相書きを描く絵師の額に汗が
42 6のっそり医者S46年7月 平蔵の紹介で医者に奉公に出た娘が鬼平を待つ
43 7雨乞い庄右衛門S46年8月 2年も療養していた盗賊が再起のために江戸に向かうが
44 7隠居金二百両S46年9月 辰蔵が熱をあげる娘がかどわかされた
45 7はさみ撃ちS46年10月 引退した盗賊の店に現役の盗賊が押し入って
46 7掻堀のおけいS46年11月 五郎蔵に泣きを入れる若い男は女にしゃぶられて
47 7泥鰌の和助始末S46年12月 辰蔵が道場で見た恐るべき剣とは 鬼平にも覚えが
48 7寒月六間堀S47年1月 巡回中の鬼平の目にたすきをかける老武士の姿が
49 7盗賊婚礼S47年2月 平蔵が誉めた料理屋では盗賊同士の婚礼が
50 8用心棒S47年3月 外見は鍾馗様だが空っきし弱い用心棒が鬼平に頼んだ
51 8あきれた奴S47年4月 妻子を亡くした同心小柳がした大胆な行動とは
52 8明神の次郎吉S47年5月 こんな良い人間が盗賊の中にいたのか
53 8流星S47年6月 盗賊改めの家族親類が襲われる、鬼平の挑戦か
54 8白と黒S47年7月 下女泥の探査を命じられた忠吾だが
55 8あきらめきれずに S47年8月岸井左馬之助が女にほれた 鬼平が会いに行くと
56 9雨引きの文五郎S47年9月 2年前鬼平から逃げた男が平蔵の前を行く
57 9鯉肝のお里S47年10月 櫓売りの若者を助けた女は小判を叩き付けた
58 9泥亀S47年11月 痔持ちでろくな働きもなかった元盗賊が今必死に働く
59 9本門寺暮雪S47年12月 平蔵を襲うすごい奴 さすがの平蔵が目を閉じる
60 9浅草・鳥越橋S48年1月 引き込みの男に怪しげな話を吹き込む男 誰がうそを
61 9白い粉S48年2月 最近平蔵お気に入りの料理人の味付けがおかしい
62 9狐雨S48年3月 同心青木の行動がおかしい 狐が憑いた
63 10犬神の権三S48年4月 2年ぶりに江戸に来た盗賊が出会い頭に佐嶋と
64 10蛙の長助S48年5月 平蔵が助けた片足の男は元盗賊で今は掏り
65 10追跡S48年6月 元目明かしの男を追う平蔵に剣を挑む男が
66 10五月雨坊主S48年7月 絵師石田竹仙の意の前で死んだ男は
67 10むかしなじみS48年8月 彦十の様子がおかしい 平蔵に何か隠し事が
68 10消えた男S48年9月 8年も前に盗賊改めを飛び出した男が今ここに
69 10お熊と茂平S48年10月 寺男の茂平がお熊婆さんを枕元に呼んで死んだ
70 11男色一本饂飩S48年11月 木村忠吾行方不明 鬼平の必至の探索は
71 11土蜘蛛の金五郎 S48年12月噂の安い飯屋を変装の鬼平が探ると
72 11S49年1月 引退した大泥棒の昔の血が騒ぎでして
73 11泣き味噌屋S49年2月 泣き味噌屋と揶揄される小心同心が妻を殺害され
74 11密告S49年3月 平蔵のもとへ押し込みの密告が、 平蔵出陣
75 11S49年4月 捕まえた掏りの財布の中には何やら怪しげな粉が
76 11雨隠れの鶴吉S49年5月 12年ぶりの江戸の盗賊夫婦を鬼平も覚えていた
77 12いろおとこS49年6月 兄を殺害された同心寺田が何者かに襲われた
78 12高杉道場・三羽烏 S49年7月昔高杉道場三羽烏と呼ばれたのは鬼平と左馬之助と
79 12見張りの見張り S49年8月密偵おまさ、五郎蔵夫婦をつける同心酒井
80 12密偵たちの宴S49年9月 桜の季節に集まった密偵たちの話が盛り上がって
81 12二つの顔S49年10月 鬼平に声をかけた初老の老人は何者か
82 12白蝮S49年11月 辰蔵が熱を上げる女郎の最近の客とは女?
83 12二人女房S49年12月 用心棒高木軍兵衛に声をかけたのは盗賊一味で
84 13熱海みやげの宝物 S50年7月熱海に湯治に来た平蔵一行が出会った男は
85 13殺しの波紋S50年8月 暗夜二人を切った与力富田 誰も見ていぬはずが
86 13夜針の音松S50年9月 女房を露天で襲う趣味の同心松永 彼が見つけた男は
87 13墨坪の孫八S50年10月 おまさに声を掛けたのは、余りにも人のいいお頭で
88 13春雪S50年11月 平蔵が見た掏りの捨てた財布の中には間取りの図面が
89 13一本眉S50年12月 忠吾に酒をおごる気分の良い一本眉のだんなは実は
90 14あごひげ三十両 S51年1月高杉道場で師匠に切り付けた男が鬼平の目に
91 14尻毛の長右衛門 S51年2月盗賊のかしらと子分が同じ女にほれて
92 14殿さま栄五郎S51年3月 子分を集める盗賊に鬼平が手下として乗り込んで
93 14浮世の顔S51年4月 悪戯されそうな娘を助けた男たちは仲間割れを起こして
94 14五月闇S51年5月 伊三次が刺された彼の過去とは
95 14さむらい松五郎 S51年6月伊三次の墓参りの帰りに忠吾は盗賊に見間違えられた
96 15雲竜剣S51年7月 赤い空を背に平蔵を襲う大鴉の男 謎が謎を呼ぶ
97 16影法師S52年2月 非番を利して岡場所へ向かう忠吾と後を追う人影が
98 16網虫のお吉S52年3月 執拗に女に迫る同心黒沢。それをじっと伺う小柳同心
99 16白根の万左衛門 S52年4月新婚でにやける木村忠吾。そこへ大泥棒万左衛門が
100 16火付け船頭S52年5月 馬鹿にされた船頭常吉が一度覚えた付け火の味は
101 16見張りの糸S52年6月 昔馴染みの彦十が見つけた盗賊の一味とは
102 16霜夜S52年7月 兎汁に舌鼓を打つ鬼平の隣に部屋に来たのは
103 17鬼火S52年11月 偏屈居酒屋「権兵衛」に立ち寄った平蔵の目に
104 18俄か雨S53年6月 急な俄か雨に鬼平が飛び込んだ空き家に同心細川が
105 18馴馬の三蔵S53年7月 料理屋で酒を飲む子房の粂八の目にある老盗の姿が
106 18蛇苺S53年8月 鬼平が見回り中辻斬りにあった男を助けたが、その男は
107 18一寸の虫S53年9月 追いつめられた密偵仁三郎のとった態度とは
108 18おれの弟S53年10月 料理屋で見かけた男は鬼平が弟とも思う剣士
109 18草雲雀S53年11月 浮気心で徘徊する同心細川の目に人相書きの盗賊が
110 19霧の朝S53年12月 盗賊改めを必死で手伝う男の子供が誘拐された
111 19妙義の團右衛門 S54年1月盗賊の手下が平蔵の屋敷に送り込まれているとは
112 19おかね新五郎S54年2月 昔平蔵が悪さを仕掛けた女がここに
113 19逃げた妻S54年3月 治郎八で飲む木村忠吾の脇へ顔見知りになった浪人が
114 19雪の果てS54年4月 病み上がりの木村が久々に飲む店であの浪人を見たと
115 19引き込み女S54年5月 密偵おまさが昔馴染みの女賊を見つけた
116 20おしま金三郎S54年8月 盗賊改め小柳安五郎が殺されてもいいのかい‥
117 20二度ある事はS54年9月 1年前墓参りで失敗した細川がまた
118 20S54年10月 その日平蔵は昔死んだ男とうりふたつな顔の男を見た
119 20怨恨S55年2月 一人働きの盗賊が浪人崩れを雇ってねらう相手とは
120 20高萩の捨五郎S55年3月 彦十と平蔵が昼餉を終えた時見つけた男とは
121 20助太刀S55年4月 平蔵のみ知った男が女に追われて目の前に
122 20寺尾の治兵衛S55年5月 大滝の五朗蔵に近づいた男は助っ人を頼みに来た
123 21泣き男S55年6月 又もやあの細川が 投げつけられた腰の痛みの変わりに
124 21瓶割り小僧S55年9月 捕らえられ拷問に耐える盗賊は何処かで見たことが
125 21麻布一本松S56年2月 忠吾が勝った喧嘩相手の浪人は実は
126 21討ち入り市兵衛 S56年4月お熊婆さんが助けた男は彦十も知っている盗賊
127 21春の淡雪S56年10月 ごろつき浪人を叩き伏せた平蔵に盗賊発見の知らせが
128 21男の隠れ家S57年2月 泥亀の七蔵が見つけた盗賊と浪人
129 22迷路S57年4月 またしても平蔵配下の者が襲われる苦悩は続く
130 23隠し子S59年12月 鬼平の亡き父の隠し娘がいた兄妹の名乗りをすべきか
131 23炎の色S62年1月 おまさに誘いがかかった女頭領のおつとめがある
132 24女密偵女賊S62年12月 女盗賊を見つけたおまさだが どうも気が乗らない
133 24ふたり五郎蔵H元年7月 お屋敷にくる髪結い五郎蔵の手の動きがどうもおかしい
134 24誘拐H2年2月 鬼平犯科帳最後の一作 未完のまま絶筆

更新日 : 97/03/23 なお、発表年月は一部想定しています