●ヤッコ類
ほとんどの飼育書で「雑食性」と表示されます。
●チョウチョウウオ
チョウチョウウオの食性は以下の3種類が主なものです。
○雑食性
○プランクトン食性
○ポリプ食性
雑食性は環形動物などの肉食であったり、海藻類の植物性だったり多種の食物を食べていることを示し、飼育においては比較的簡単に人工飼料を食べてくれる事を意味しています。
プランクトン食性は海中の動植物プランクトンを主に食べている事を示し、飼育においては同様に人工飼料を食べてくれる事を意味しています。
ポリプ食性は主にサンゴのポリプを食べている事を示し、人工飼料を食べさせることが最も難しい事を意味しています。
○雑食性の代表
トゲ、フウライ、アケボノ、ナミ、チョウハン、セグロ、スダレ、アミメ、ナミ、ミゾレ、etc
○プランクトン食性
カスミ、
○ポリプ食性
ヤスジ、ミスジ、トノサマ、ミカド、ウミヅキ、ハナグロ、オウギ etc
○固体差の話
これまでは種類によっての平均的な話を書いてきましたが、これ以上に影響を受けるのが固体差です。 同じ種類の魚でも体の大きさなどにより餌付けに差が出てきます。 最初の餌に人工飼料をあげてみたらすぐに食べ始めるヤッコやチョウがいるのも間違いない事ですし、それとは逆に雑食性とありながらなかなかアサリを食べない魚もいます。 これをコントロールする事は出来ません。これは個体差です。 すぐ食べた魚を手に入れた場合はラッキーですし、逆の場合は不運で少しばかり大変かな〜くらいに考えましょう。
○隔離中の注意
隔離して餌付けをすると白点病の発生が多くなるような気がします。 画像にあるアオタテジマbfも三日目くらいから白点病が出ました。 どうも限られた空間に入れられているとストレスが溜まる所為か病気がでやすいようです。 この場合には迷ってしまいます。 餌付けを優先するか病気治療を優先するかです。 私の場合には病気治療を優先します。 病気のままだと結局餌付けも旨くいかないからです。 隔離部屋から出し、水槽全体に魚病役を入れて様子を見ます。 餌はアサリの開いたものを水槽に落としてやります。 他の魚に食べられてしまう事が多いかもしれませんが、それでも少しずつでも口にしてくれます。 こうして病気を治してから再度餌付けをやり直します。
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魚の餌付けは生死の分かれ道。 慌てずに・・・。 |