寒さの中で終了です (2006.12.02)

2006.122.09 荒海   何と無くいつまでも暖かい日が続くようで、中々今年のおしまいの日を決めかねておりましたが、2日の土曜日に最後の採集へ行って来ました。 家を出るときには天気予報は晴れですし、風もなかったので最後の日には打って付けと思っていました。 ところが有料道路を走っていて、いきなり車体が横ぶれする程の横風になってしまいました。 案の定磯に着いて見ると風がビュービューと吹いていて、背中に刺さるようでした。 海も荒れていて、ウサギが跳んでいる状態です。 最初のうちは一応プールを覗いていたのですが、中頃からはそれも辛くなってきました。 結局後半は只磯を早歩きしただけになってしまいました。 勿論魚さんはいません。 一年の最後はいつもこんなものと、サッサと車に戻り、駐車場のおじさんに、「亦来年来ますのでよろしく」と声を掛けて出ようとすると、おじさんがやってきて、「ア〜、これ持ってきな・・・」と蛸網に入った鯖を二匹くれました。 お礼を言って、帰路についたのはまだ11時前でした。
 今年もそれなりに楽しめました。 採集したチョウたちさんは水槽の中で数倍の大きさに成長しています。 できるだけ長生きさせたいものです。


チャジャナミ (2006.10.14)

2006.10.14 岬 毎週毎週、週末には台風がウロウロしています。 今週末は18号。 しかも小潮。 潮は引きません。 それでも、朝9時半ごろにはMへ向かって車を走らせておりました。 Mは外洋に向かった小さな浜で、ここにはタイドプールは出来ません。 私のような覗き込み派には採集のできない海なのです。 では、何故その海へ向かっているのか? それは久々に、miuraさんに会うためなのです。 古くからの採集仲間ですが、何故かここ二三年顔を合わせていませんでした。 そのmiuraさんがここで今日採集すると聞いて、やって来たわけです。 車を止めるのにチョッと苦労しましたが、いつもの坂道を降りていくと画像のような風景です。 良い所です。 画像には写っていませんが、沖へ真っ直ぐ伸びた防波堤とテトラポットの上に乗り、ぐるっと一回り見渡すと、いましたいました。 少し沖の方に黒いウエットの人の頭が波間にチラホラ見えます。 多分miuraさんだな。 戻ってくるにはもう少し時間が掛かりそうです。 その間、足元の岸壁を上から覗いてみると、ソラスズメの群れが鮮やかなブルーを光らせながら泳いでいます。 やはりここは魚影が濃いのです。
2006.10.14 miuraさん
 そうこうしている内にウエットを着た人が近づいてきました。 此方に気がついて、顔をあげた人を見ると、やはりmiuraさんでした。 手をあげて挨拶すると、miuraさんは「オヤ」っていうような感じ。 実はここの所、会う人のこういう反応には慣れてしまっています。 (何故?) 一旦上がってきたmiuraさんと久々の会話。 懐かしい声でした。 急な採集だったので、onodaさんが来られなかったのは残念でした。 次回があります。 miuraさんの生簀には形の良い「チョウハン」が入ってましたが、目の具合が悪そうということでリリースに決定。 もう一回りするmiuraさんは再び海の中へ。 私の方は暫し留守番。 岸壁の同じ位置で海を覗くと、今度はソラスズメに混じってフウライが登場。 更に見ていると、一回り大きなトゲが登場。 三者の威嚇仕合をあきもせず眺めている内にmiuraさんが戻ってきました。 イソギンチャク畑でニジハギを狙ったそうですが、採集ならずだったそうです。
2006.10.14 サザナミ
 早めに切り上げてくれたmiuraさんとひとしきり色々な話をした後で一緒に引き上げました。  miuraさんの車のところで頂いたのが左のサザナミです。 先週の採集で採ったそうです。 全長15mm位でしょうか。 濃い紫色のボディに3本の白い筋。 よく見ると明るい青の筋も見えます。 こんな魚を採ってしまうのですからmiuraさんはスゴイ。 そういえば何年か前に一緒したときにはキンチャクダイを採集しましたネ〜。 覗き込み派の私には到底採れそうに無い魚です。 それよりは、こんな魚も来る三浦の海のよさを再認識です。 サザナミベビーには何とか我が家の水槽で
大きくなって欲しいと願うばかりです。

 さて、そろそろシーズンも終了に近づきました。 今度の土曜日にはホームのKで、etoさんとご一緒する予定です。 何か良い魚が見つかると良いんですが。


嵐の余波の中 (2006.09.23)

2006.09.08 トゲチョウyコウウオ2006.09.08 トゲ 三度目の採集です。 今日は台風14号の影響で風が強く、波が高いことを承知の上での磯出です。 覗き込み派にとっては風は致命傷で、水面にさざ波が立って魚を見つける事ができません。 見つけて追っている時にさざ波で見失う事もしばしばです。 今日はポイント決めをして歩きました。 駐車場の裏から降りて右側のプールです。 前回まで見えていたチョウハン(?)のチビちゃんは姿が見えませんでした。 岩の位置が変わっているのでチョウハンは離れたのかもしれません。 代わりにその左隣のプールにフウライが入っていたので採集しました。 予想通り、風とさざ波で苦労しましたが、最後は普段の3倍時間を掛けて網の中へ・・・。 次は正面へ向かいました。 普段とは逆周りになります。 中間にあるいろいろなポイントの中で特に有望な二つのプール。 その二つ目で、外海側へ背を向けて立って、右手の大きな二つの石を見ていると、シルバーに淡い黄色の縁どりのチョウがすっと石の向こう側へ入りました。 チョウというのは直ぐ分かったのですが、何チョウか浮かびません。 トゲベビーのベビー、アケボノベビーのベビー、その他の種類? よく分かりません。 泳ぎ方も普通のチョウと違ってスーッと泳いでいたように見えました。 暫く時間を掛けて採集できたのが右の画像です。 画像では特徴が余り出ていませんが、シルバーの体の縁を黄色がぐるりと回っています。 黒は背びれの中に一点のみ。 でも良く見ると、グルリの黄色の更に内側と尾ひれの付け根にぼかす様に刷いてあります。 何かどこかで見たような気もするのですが・・・。 こんな画像ですが、どなたか分かったら教えてください。 因みに体長は10mm位です。 (オープニングページの上の画像も同じチョウです)


やはりトゲです (2006.09.08)

2006.09.08 トゲチョウyコウウオ2006.09.08 トゲ 今年、二度目の採集に行ってきました。 遅い夏休が取れた8日金曜日です。 今回はいつものKに加えて最近すっかり御見限りのM湾へも行こうと思っていました。 Kには9時40分ごろに到着。 いつもの駐車場のおじさんが値上げ前の駐車料金で良いよ〜と、いつもながらありがたいことです。 磯に下りて左側へ向かいながら潮溜まりを眺めていきましたが、余り魚は見えません。 この左側の潮溜まりはダメなのかもしれません。 正面に戻ってきて、前回フウライがいたところを見てみました。 同じ潮溜まりの同じ石組みです。 何も見えません・・・が、何と無くそこを離れがたく、タバコを取り出し座り込んでその石組みを見続けていました。 と、アゴハゼやイソハゼがチョロチョロする石の下から白とオレンジの魚がチラリと見えました。 トゲです。 ヤッパリいた。 暫くして網に入ってくれたのが画像のトゲチョウです。 綺麗ですね。 思えばこの道に入ったのもこれを採集してからでした。 採集の基本なのです、トゲチョウは。 しかし、不思議です。 前回のフウライと全く同じ石組にまたトゲが入っていた事は。 チョウは大体いるところは決まっていて、毎年同じところに集まるものですが、この石にはチョウが好む何かがあるのでしょうか???
 その後、右側の小さな入り江を回って、これもチョウが入りやすい大き目の潮溜まりまで行きました。 前回、見つけたあのチョウはまだいるのかしら? いた、いた。余り大きくなっていません。 一見、ナミチョウのようですが、明るいチャイロが濃いのでチョウハンかもしれませんね、etoさん。 そういえば、一昨年、同じプールで良い形のチョウハンを採集しました。
 その後に回ったM湾は岸壁から手が出せるようなところに魚はいませんでした。 水も濁っているようです。 M湾の岸壁はもうダメかもしれません。 駐車場に車を停めると既に停まっていた左ハンドルのスゴイ車に柄付の網が仕舞われているのに気がつきました。 一目で採集家だと気がつきました。 岸壁を歩いていると、一番外海に近いところで会う事ができました。 潜って採集していたらしく、バケツの中には良いサイズのアケボノがいました。 色々とお話をさせて頂いてとても楽しい一時でした。 湾の反対側を見てみると言う事で別れましたが、同じ採集を趣味にしている人と会うのはとても良いものです。 syunさんのHPなどは良く見ているというその方は私のHPのBBSにも書き込みをしてくれました。 その後、トゲチョウなどを採集できたということです。 強度の近眼と体形のせいで潜る事を躊躇っていましたが、近眼は兎も角、体形はクリアできましたので、やはり潜らないとダメなのかな? その方の書き込みには「ひろし」さんと名前が入っていました。 また、どこかでお会いしましょう。


今年の初採集 (2006.08.27)

2006.8.25 初採集2006.8.25 初採集 随分、今年の初出陣は遅くなりました。 潮回りが悪かったり、天気が悪かったり、その気が無かったり・・・。 今日も横浜は曇り空。 今一その気が萎えてきたのですが、ココで行かなければ今シーズンは磯行き無しなんてことにもなりそうだったので叱咤激励で行ってきました。 

 いつもの磯は快晴で風も弱く絶好のコンデションでした。 <略> 採集できたのは、お馴染み「磯の枯葉」こと「ナンヨウツバメウオ」とこれもお馴染み「フウライチョウチョウウオ」。 昨年は全く南の魚を見ていませんでしたので、なんとマァ懐かしい事、綺麗な事。 ナンヨウの透明な尾ひれ。 フウライの輝く白とオレンジ。 う〜む、止められまへんなぁ・・・コレハ。 ってな訳で、早速活きアサリを買い求めまして、明日から餌付けの毎日です。 9月になったら、会社休んで、また行こう!!。

2006.08.27