ちょこっとば (海の用語解説) 
 海に関する言葉って、ちょこっと難しい。頭の中が混乱するときもある・・・ ならば、少しだけまとめておきましょう。
●潮の干満について   ●海の生物chart NEW

生態系

 生物を系統立てて分けると、界−門−綱−目−科−属−種 と表す(のだそうです、よくわからん!)。 海の生物たちも皆これらの方法で表しています。
海綿動物門 (かいめんどうぶつもん) 一番簡単なつくりの多細胞生物。⇒カイメンの仲間
有櫛動物門 (ゆうしつどうぶつもん) 櫛板をもつ自由遊泳体。⇒クシクラゲの仲間
刺胞動物門 (しほうどうぶつもん) 外皮と内皮があり、刺胞を持つ。⇒下記参照
原索動物門 (げんさくどうぶつもん) 脊椎動物の発生段階に見られる脊索を持つ。⇒ホヤ、サルバの仲間
脊椎動物門 (せきついどうぶつもん) ⇒魚類、爬虫類、哺乳類。
半索動物門 (はんさくどうぶつもん) ⇒ギボシムの仲間
棘皮動物門 (きょくひどうぶつもん) 5放射相称、かたい殻や骨片、水管系をもつ。⇒ウミシダ、ヒトデ、ウニ、ナマコの仲間
星口動物門 (せいこうどうぶつもん) ⇒ホシムシの仲間。
触手動物門 (しょくしゅどうぶつもん) 個虫は触手冠をもつ⇒コケシムの仲間
扇形動物門 (せんけいどうぶつもん) 左右対称、体節がなく体は扁平⇒ヒラシムの仲間
紐形物門 (ひもがたどうぶつもん) ⇒ヒモシムの仲間
環形動物門 (かんけいどうぶつもん) たくさんの体節からなり、たいてい細長い⇒ゴカイの仲間
軟体動物門 (なんたいどうぶつもん) やわらかい体、たいてい殻をもつ⇒エビ、ヤドカリ、カニの仲間

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刺胞動物門 ⇒ 花虫綱⇒イソギンチャク、ヤギ、ウミトサカ、イシサンゴなど
鉢虫綱⇒ミズクラゲ、アカクラゲなど
立方クラゲ綱⇒アンドンクラゲなど
ヒドロ虫類⇒ヒドラ、ウミガヤ、ヒドロクラゲ類など


磯の解説
潮の干満 月の引力により発生する海水面の上下差のこと。 干潮(かんちょう)時に水面は最も下がり、満潮(まんちょう)時に最も高くなる。 普通1日に2回発生する(1日に干潮時刻と満潮時刻が2回ずつある)。 月の満ち欠けにより干満に大小ができ、新月や満月のときに干満がもっとも大きくなることを 大潮 という。それより小さい干満を 中潮 とか 小潮 という言い方で表現する。
潮間帯 (ちょうかんたい) 満潮時に水没し干潮時に露出する部分。 上から高潮帯、中潮帯、低潮帯に分けられる。
潮上帯 (ちょうじょうたい) 満潮時にも水没しない部分。 特に満潮時に波しぶきがかかるような部分を 飛沫帯(ひまつたい) という。
潮下帯 (ちょうか(げ)たい) 干潮時にも露出しない部分。 特に海藻の茂るあたりを 亜潮間帯(あちょうかんたい) という。
高潮線 (こうちょうせん) 潮上帯と高潮帯との境目。
低潮線 (ていちょうせん) 低潮帯と潮下帯との境目。
タイドプール  潮が引いたときに海岸や磯にできるプール。 潮だまりともいう。