水に住む生き物を育てるからには、水の事を知らなければ・・・
左のFig-1が現在の海水魚の飼育水槽です。 特徴は何もありません。 1999年11月中旬に設置したばかりの水槽ですが、濾材のうち、5kgはそれまで使用していたセラミックやらのもので、残りの25kgは新しいサンゴ砂です。水量は 本体部分の (95x45x45≒190L) と濾過槽部分100Lで、計300L弱程度であります。 海水素は「シーライフ」、比重は1.022〜1.024(水分の蒸散で振れる)、水温は25度、収容魚は10匹、大きいのでも、ギンユゴイの13cm、小さいのはデバスズメダイの4cm。そんなに魚は多くないと思う。 結果、pH=8.2、アンモニア=1.0mg/l、NO3=10mg/l この数値をどう見るか。数値の良し悪しは永遠の課題として、他の水槽をキープされている方々のHPにある、アンモニアが0.0とか、亜硝酸0.1とかpH8.3という数値はどういう方法で計測したのだろうか。少なくも、私のpHメーターは数値がなかなか一定せず、10分近く水中にいれておかなければならないし、試薬の結果判断は比色によるものであるので、見方によって数値はいい加減になってしまう。デジタル(アナログでもいいが)でピタッと数値を示してくれる測定器があるんだろうか。是非とも調べなくてはいけない。
良く水槽データには、pHやアンモニアや硝酸の濃度が出ているが、
重要なファクターである(らしい)ので、調べてみよう。試薬はあるか?
pHはMarfied pHメーター、そのほかはテトラ試薬を使用
そのほかに水槽面に生える薄い緑の苔や濾過槽に生える茶色の長い藻、緑の藻・・・。全く色々なのが生えてきます。このまま生やしておいて良いものなのか、裏に潜む水質との関連はどうか。 水と苔の関連も難しそうである。
苔というのも奥が深いらしい・・・
左のFig-2が何であるかお解り頂けるでしょうか? 画像が悪いですが、決して溶岩を撮影したものでもなければ、ドブ川のヘドロを写したものでもありません。 これは我が家の水槽の底面に敷いてあるパウダーサンゴの表面です。 南海の小島の純白の砂浜には少し遠い状況であります。 底砂はこの水槽にして、初めて敷いたものですが、こんな苔が出るのとは知りませんでした。
この苔は砂の表面をアメーバ-のように侵食しながら増えていますが、余り砂の中には入り込まないようです。また、水槽面にはつかないようです。水槽内での苔の役割というのはわかりませんが、少なくも鑑賞には邪魔になります。
同じくFig-3ですが、これはO/Fの給排水用のエンビ管です。苔がびっしりでエンビ管とは思えません。 この苔は砂上の苔と良くにていますが、若干茶色みがあるようです。向かって左側は太陽光線を受ける側からなのか苔の発生が密です。 反対側は太陽光が当たりませんので若干エンビの地肌が見えます。