東洋蘭の開花 (2007.11.18)

2007.11.18 燦月 2007.11.18 日向寒蘭
 家の庭の片隅に一坪にも満たないビニル温室が作られています。 中には鉢植えを乗せる三段のスタンドが3台。 壊れたPC机のフレームが一台。 これも横板を渡してスタンド代わりにしています。 これらのスタンドには 東洋蘭の鉢が並べられています。 寒蘭と春蘭です。 洋蘭との違いは寒さの強い地域に育つか弱い地域に育つ蘭かの違いと、その歴史から区分けがされているだけで基本的には同じ種のものです。 寒蘭と春蘭は共にシンビジュームの仲間です。 とは言え、その栽培方法は大分に違います。 正直言うと薀蓄はまだありません。 私も勉強中ということです。 そんな中でも植物自身の強さで開花してくれるものもありますので、紹介していきたいとお思います。

 今日温室を覗いてみたら、寒蘭の2種が開花していました。 チョッと驚きました。 先週見たときには花茎に全く気が付いていなかったのです。 それに時期的にも少し早いような気がします。 温かい今年の気象の所為でしょうか。 咲いていたのは、共に「寒蘭」「燦月(左側画像)」と「日向寒蘭の無銘品(右側画像)」です。 携帯で取った写真なので、日向寒蘭の色は余りよく出ていません。 もっと花びらの色は緑色が濃いです。 両者の違いは花の形にも出ています。 「燦月」の方は左右に出ている花びらの肩が落ちています。 「日向寒蘭」の方は肩が張っています。 こういう微妙な違いで東洋蘭は区分されています。 両者の舌の色合いは全く違います。 「燦月」の方は点々がありません。 「日向寒蘭」の方には赤い転々があります。 これらの違いで区分されます。 中々難しいもので、先ほど書いたように私には薀蓄は語れません。 両者に共通しているのは花に芳香があるということでしょう。 玄関に置いていると、リビングまで香ってきます。 西洋蘭との違いでもあります。 西洋蘭にも香りのある種類が出てきていますが、本来は香りの無いものが西洋蘭です。