チョウハン餌付

 チョウさんの餌付けが終了しました。 餌付けの方法は定番のアサリです。 活きアサリの口を開けたものから始まり、冷凍アサリ、冷凍アサリのミンチに人工飼料を徐々に混ぜ込み、最終的には人工餌100%を食べるようにしました。 同時に、サザナミやシマハギも餌付けることができました。 
20131116二匹のチョウハン・・・たぶん

 前回のアップで片方はチョウハン、もう片方はナミとしましたが、右の画像のように、どうやら両方共にチョウハンのようです。 向かって右側の方が一回り小さめです。 そのためか、各鰭の元や周囲に入ったオレンジ色が良く残って目立ちます。 左側の大きい方は較べるとオレンジ色は少なくなっています。 それでも中々良い色合いと思います。 ところで、この二匹は一緒に隔離して餌付付けをしていたのですが、どうしても大きい方が小さい方を追って、小さい方が落ち着いて餌を食べられず、いじけ気味になってしまいました。 そこで、これも常套手段でありますが、追う方をそのまま隔離部屋に残し、追われていた小さい方を本水槽に三日ほど置いておきました。 その後、大きな方を本水槽に入れたところ、狙い通り小さな方が少し強くなり、逆に大きい方が少し弱くなって、二匹で追いかけっこをすることが無くなりました。 やはり困ったときには昔からの言い伝えが役に立ちます。 写真は載せていませんが、サザナミやシマハギも元気に大きくなっています。

 前にも書きましたが、あの日のMの磯はどうなっていたんでしょう。 サザナミが二匹もいたし、チョウハンも二匹。 そしてシマハギ。 これも昔からの言い伝えである、台風が魚を連れてくるというのも正解なのかもしれませんネ。

不明チョウ

 サザナミヤッコを採集した潮だまりからは他にシマハギ、幸運のオヤビッチャ、そして不明のチョウチョウウオ二尾を一緒に連れて帰りました。 不明というのは、採集したその時に名前がはっきり断定できなかったのです。 直感的には"ナミチョウチョウウオ"なのですが、いずれも背びれの根元とかに鮮やかなオレンジ色が見えていましたので、もしかすると"チョウハン"かも知れないという思いがありました。 
警戒色の出ているチョウハン ものすごくきれいです 三週間経った不明のチョウチョウウオの一尾が右の画像です。 予想通りにチョウハンに変化しました(?)。 もう一尾はナミチョウでした。 チョウハンはシーズン最初に一度ゲットしましたが、餌を食べずに死んでしまいましたので、再来と喜んでいます。 ナミチョウがしつこく追い掛け回すので、ナミチョウの方は別室に軟禁しています。 餌付けも半分ほど進んでいますので、焦らずこのまま飼育を続けていきます。

サザナミの飼育1

 サザナミヤッコの幼魚を採集してから一週間がたちました。 やっと自家採集できたサザナミですから、絶対に大きくしたいと思いましたが、これには一つ大きな心配がありました。 
 昨年の秋に水槽が崩壊しまして、飼育していた魚が全て☆になりました。 ここ数年は殆ど手間かからずで順調でしたから、これには困りました。 原因が何か全く分からなかったのです。 しかしながら、いずれ濾過の崩壊であろうと思い、この春に濾材をすべて入れ替え、同時に水槽の清掃と配管等の見直し交換を行いました。 まぁ〜、素人の考えられるコトと言えばこんなことでしょう。 そうして磯で捕ったカゴカキダイをパイロットフィッシュとして暫く飼育しながら、シーズンインを待ちました。

 そうして迎えたシーズン当初に捕えることのできたチョウハンやツバメウオなどを水槽に入れたのですが、いずれも全く餌を食べずに3日ほどですべて☆になってしまいました。 あの定番のアサリやKAZUさま紹介の塩抜き魚卵にもまったく口をつけませんでした。 魚の種類によってはなかなか餌付けるの手間を要するのは常ですが、ナンヨウツバメウオや雑食性のチョウハン、トゲチョウがアサリ等を食べないのは異常です。 水質検査をしてみようか、重金属などの毒性物質がたまったのか・・・と考えている内にサザナミがやってきたのです。 サザナミを前に、このまま水槽に入れて良いのか、また3日で☆になったら泣くに泣けない、どうしようかと考えていた時に、ふと思いついて水槽の海水とサザナミを連れ帰るために磯から汲んできた海水を交互に舐めてみました。 結果、舌に感じたのは水槽の水のショッパサでした。 極端に言うと、磯で汲んできた海水が真水のように感じるくらいでした。 今使っている比重計はプラスチックの容器に涙型の羽が回転するように固定されたものです。これで測ると適正な比重なのですが、何等か理由で比重計に狂いが生じていたようです。 早速、水槽の水の四分の一を捨て、真水を追加しました。 これでほぼ磯の海水と同じ味になりました。 その水槽に、サザナミ、チョウチョウウオ2匹、シマハギ、幸運のオヤビッチャを入れましたが、すべての魚が元気にしています。 サザナミは1日は食べる姿が見えませんでしたが、2日目頃には冷凍アサリを突きだしました。  比重計の狂いは塩分が回転軸に着いたためとしか思えませんが、洗剤を使って洗っても指針はおかしいです。 買い替えが必要なようです。 いずれにしても水槽を前に水をなめてみるという原始的なことを思いついて、結果良しというのもうれしい事でした。