アカハチハゼ (1999.12.25 up) | |
先週、ショップで「アカハチハゼ」を購入しました。この間、syunさんのBBSに出てきましたから、覚えている方もいらっしゃると思います。実は私もあの記事を読んで欲しくなったのです。今まで、余りショップで見ることが無かったのですが、珍しく入荷したのを見つけたので、早速二匹購入しました。店のお兄さんに「ペアに成っているのがいたら頂戴よ」と頼みましたが。「それはわからない」との事でした。「それじゃ、同じ水槽にいるのを頂戴」と頼みました。 はたして、つれてきた二匹は大変仲が良くて、図鑑の解説にあるようにいつも二匹並んで泳いでいます。見ていてなかなか微笑ましいものであります。 さて、彼等の生活振りを少し紹介しますと、今言ったように常に一緒です。夜は岩とパウダーサンゴ砂の間に少し窪みを作ったところで寝ます。場所は一定していて他の魚も邪魔しません。朝はだいぶネボスケのようです。他の魚に餌をやっているときにも岩の間で寝てる場合があります。やっと出てきた頃には人工餌はほとんど残ってません。 ところで、ご存知の通り、彼等は自然界では砂の中にいる小さな生物を砂と一緒に口にいれ、濾しとって食べています。私の水槽の砂はライブサンドではありませんので、当然、生物はいません。砂の上に落ちた人工餌を砂と一緒に口にいれて食べているかはどうもはっきりしません。 ただ、間違い無く食べる人工餌をひとつ見つけました。それは、CPfarmで売り出された餌です。試供品を貰って (こういうサービスは目ざとく見つけます) あったので、試しに与えたところ、良く食べてくれました。この餌は二種類あって細粒の方を与えますが、まるでパウダーのようで水面に広がります。それを見つけるとアカハチハゼは水底からピュ-っと浮いてきて、掬うように飲み込みます、勿論ペアで。 見ているとヘタです、食べ方が。 顔全体が水面から飛び出してしまいます。他の大きな魚にはこの餌は細かすぎるらしく、ほとんど興味を引きませんので、今のところアカハチハゼ専用餌になってます。 しかし、ひとつでも間違い無く食べてくれるものが見つかると安心できます。 他のパウダー状の餌にはどういう反応を示すか試してみようと思ってます。 彼等の姿を良く見ると、背鰭の第一条目の長さが異なります。 また、尻鰭の末端(尾ひれ側)の切れ込みの形が違います。 彼等がオスメスであれば、この当たりが見分け方かもしれません。 彼等の特徴の砂の漉しかたを見ているのも面白いもので、口に含んだ砂を鰓から撒き散らすのはなかなか見事です。 ベテランのsyunさんやkazuサンによると、長く飼育するのは難しいとの事なのですが、何とか長生きして欲しいものです。 |
全体的には上手く行ったんですが、濾過水槽にある外部ポンプ配管用のエンビ管が上手く塞げず水が少しずつ漏れます。これは、また明日以降直さねば・・・。
エッ、もう1台はどうしたって? 確かパウダーサンゴ砂もあまってるだろうって。貴方は素晴らしい記憶力をおもちです。これらは実はもうひとつの計画に使用するつもりです。上手く行けばまたHPに載せます。失敗すれば、シランプリ・・・です。
さて、届いた水槽を時下に見てみると、今使っている60cmの規格水槽との違いに唖然であります。デカイ
海水魚を飼育していく上で、白点病は誰でも経験できるポピュラーな病気です。 特に、チョウチョウウオ類を育てていると人は間違いなく苦労したことが有ると思います。
対応としては市販の各種の専用薬を使用しますが、古くから用いられるものとして「硫酸銅」が有ります。硫酸銅は水色のザラメのような感じで、劇薬指定をされています。ですから、なかなか入手し辛いものです。これをある程度の倍率で希釈して、白点病の寄生原虫には有効で、魚には無害の濃さにしたもを作って水槽に入れる訳です。
私の水槽に久々に白点病が発生しました。久々というのは正確ではなく、発生した水槽は春に今年用に立ち上げた水槽で、以前からある水槽ではありません。
全く白点病というのは厄介なモノです。これを克服しないと海水魚らしい海水魚であるチョウチョウウオ等が飼育できません。これで挫折していく人も沢山いると思います。
今は水槽の白点病はおさまっています。被害は甚大です。(ここに書きたくないくらい)体力のあるものを除いてみんな☆です。
ところで、我が家に連れてくると自慢の特価水槽がいかにも汚い(人間の目には)。緑色の苔が一面に生えており、一部の苔はガラス面を離れて水中を漂っています。ただ、魚には安定しているらしく、ここの所病気は出ていないし、問題はありません。ただ、人間から見て耐えられるかということだけです。暫く考えましたが、結局大掃除をすることにしました。
大掃除といっても、小さい水槽なので何とか短時間でやれるだろうと思っていました。
以前から少し気になっていたのが、トノアマダイの尾鰭に出来ていた白い小さな星。白点病でないのは分かっていましたが、正体不明でした。小さな傷のようにも見えるし、何かついているようにも見えます。今回の掃除でこれを治療しました。どういう風に治療したのかというと、トノサマダイを左手で優しく掴んで、右手の親指の爪で尾鰭をこそげるようにして、白い星を掻き落としました。我ながら基本的でかつ完璧な治療であった、と思います?。トノサマ君はちょっといやそうな顔をしたが、
大人しく言うことを聞いてくれました。
こうして衝動買いから始まった衝動的な大掃除は終了しました、。
はてさて、こんな水槽を彼らはどう思っているのでしょうか。「どうせなら、もう少し良い環境の水槽の方が良かったな〜。」と思っているのでしょうか。
「住めば都で我慢してやるか。」と思ってくれてるのでしょうか。兎にも角にも彼らは元気です。
今日はこれでおしまいです・・・・エッ、Kazuさんから頂いたヤッコはどうしたって。ちゃんと元気にしてますよ、もう一台の特売水槽で。其のお話はまた次回ということで。
新しい水槽を設置しました (1999.11.21 up)
群馬県のO氏から 90cmO/F水槽一式を購入したことはすでに書いておきましたが、この度セットしましたので紹介します。特に床補強中心に(なのこっちゃ!)書いてみます。
譲っていただいた水槽は 90x45x45 で、濾過層も同じ大きさがあります。台は鉄製で、全ての重量を計算すると 400kgを超えそうです。これを、私のサンルームに設置すると床が心配です。そのため、まず床補強を考えました。(本当はそうしないと、奥方が設置を許可してくれそうも無かったので)
まず、思いつくのは
木の柱を使ってDIY補強をすることですが、これは腕に自信がありませんので却下。 次に思いついたのは、自動車のジャッキです。これなら重量には十分耐えられるし、セットも楽です。取りあえず近くのショップへ出かけましたが、イメージ(ひし形の骨組みをクルクル回して上下させるやつ)に合うものがありません。それではと、仕事場からの帰り道に建材屋に相談してみました。そこで店のお兄さんに紹介されたのが、建築用足場を支えるジャッキ(のようなもの)です。建築現場などでは鉄パイプでやぐらを組みますが、その時に地面に接するところでやぐらを支えているものです。上下にある四角の鉄板には芯がついています。更に下側の芯には螺子が切られており、ボルトの雌螺子のようなものについたレバーを回転させると、これと中間に挟み込んだ鉄パイプが上下します。このパイプの上端に取りつけた鉄板が床を下から押し上げてくれるわけです。
いろいろ相談し図面を見てもらい、長さの違うセットを2つずつ作ってもらうことにしました。一本もの(4m)の鉄パイプのカットおよび螺子の切ってある芯のカット(そのままでは長すぎて床下には置けない)等の加工が必要なためです。出来上がりまで3日ほど掛かりましたが、予備の鉄パイプまで作ってくれました。(左図です)
それをセットしたのが次の画像です。 手前と一番奥にある四角の鉄骨が元々のサンルームの床下の支え、真中にあるのが今回設置した補強です。地面はコンクリートなのでそのまま、床側には木の当て板をかませています。それを水槽台の脚がくる真下2箇所に1セットずつつけました。雌螺子を回すレバーが解りますね。
出来上がった水槽の全体です。
今までの水槽と比べるとたいへん大きなものに感じます(実際、大きい)。魚は今まで60cm2台で飼っていたもの、岩は昔はライブロックでしたが、今はただの飾りです。底砂はアクリルの底板を隠す程度のみ。濾過槽は3分割され、水が流れる距離を稼いでいます。濾材は今まで使っていたニューゼオレラと購入したサンゴ砂(小豆大)20kg。循環ポンプは手持ちのエーハイム水陸両用のものです。ヒーターは水槽と濾過槽とで400w(足りるかしら?)。
余った海水魚水槽の一台をディスカス水槽にしました。60cmを2台重ねています。これでディスカスの住宅難が解消しました。
水槽を譲っていただきました (1999.11.14 up)
CPfarmの個人売り階情報を見ていたら、群馬県のO氏が 「パウダーサンゴ砂 30kgと小豆大サンゴ砂 20kg」 を売りに出されてました。たまたま、モナコやプレナムを調べていたところでしたし、砂に潜る魚(鯊など)を飼育したいと思っていたので、ちょうど言いタイミングです。さらによく見ると、同じO氏が90cmの水槽も売りに出されています。我が家のディスカスがだいぶ大きくなり、水槽が手狭になったため、大きくしようとしていたのでこれもグッドタイミングです。早速、O氏に連絡し、何回かメールをやり取りして、先日サンゴ砂と水槽が届きました。特に水槽は手渡し希望のものを宅配にしていただきました。(Oさん、お世話になりました!)
こうなると方針変更です。ディスカスはもう少し我慢してもらって水槽は海水魚のメイン水槽に決定(ディスカスはO/Fまでする必要が無いんです)。
(ギョッ、この濾過槽、私の今のメイン水槽より大きいし(^^; 本水槽と同じ大きさだ)
(還元ボックスだと思うんですが・・・)
せっかちな私としては、即組み立てをと思いましたが、計算してみると90cm水槽2台分の海水とサンゴ砂、水槽台の重さは裕に400kgを超えます。これをサンルームに置こうとしてますから、まず、床のことを考える必要があります。サンルームの下はコンクリートですから、ここにジャッキをセットして、角材を当てて下から支えて・・・。少しゆっくり慎重にやることにしました。 それにもうひとつ、パイプの連結関係が良く分からないのであります(^^; O氏に教えてもらわなくては。
白点病の大発生 (1999.8.13 up)
最初は、尾鰭や胸鰭に小さな埃のような点々が着きます。それは半日程度で消えますが、安心していると更に半日後に数十倍の数で現れてきます。このサイクルを繰り返しながら数が増えていき、やがて魚は体中に粉を塗したようになってしまいます。
こうなると魚は体力を落とし、餌も食べなくなり、やがて死んでしまいます。
入手の難しさと使用方法の難しさ、また、勿論人間にも致命的になる毒性の強さから使用を手控えている人も多いと思います。
この水槽はチョウを中心に魚が入っていますので、早速、治療(虫退治)を開始しました。しかし、ここでハタと困りました。ここにいるチョウは皆豆サイズだからです。体力が違います。普通サイズの魚と同じに考えてはいけません。そこで魚の様子を見ながら、少しずつ濃度を調整することにしました。
硫酸銅溶液を少しずつ入れながら魚の様子に変化はないかじっと見ていきます。硫酸銅が濃いと途端に魚の泳ぎ方に変化が出てきます。泳ぎ方がセコセコ落ち着かなくなり、酔っ払ったようにフラフラになってきます。
こうなったら急いで水替えをして濃度を下げてやります。そんなこんなで魚の落ち着く濃度を決めましたが、普段の濃度よりだいぶ低くなってしまいました。これで白点病の原虫を殺すことが出来るのか不安です。
エッ、また掃除なの (1999.06.05)
今日、3月に続いてまたも水槽の掃除をしてしまいました。 以前書いたように、大規模な掃除は
好きではありません。大規模な掃除をすると決まってその後、白点病が発生してしまうからです。
とは言え、半年以上(勘違いです)掃除をしていなかった水槽は緑色の苔がガラス面に発生していて観賞用としてはきわめて不適当な状態になっています。
そこで決心して、今回の掃除を実行しました。(言行不一致!!) 特に、注意した点は
@濾材の清掃は二つある濾過装置のうち外部濾過装置のものだけに
する。A苔に付いては短い定規を使い、手早くガラスに傷をつけないようにする。B水合わせを慎重にする。と、いったところです。
さすがに掃除後は見違えるようになりました。でも、見た目と、実際、魚にとって適当かは全く違う話なのでしばらく注意してみる必要が
ありそうです。
魚を移動しながらついでに、体長測定をしましたのでまとめておく事にします。魚の名前 飼育開始 入手方法 体長 コメント ギンユゴイ 98.09 磯採集 10.5cm
一番長くいる。めだかサイズからここまで大きくなった チリメンヤッコ 98.11 ショップ 4.5cm
目だって大きくなったようには感じられないが、腹と背中の黄色が目立ってきた チャイロヤッコ 98.11 ショップ 5.0cm
岩陰にいることが多いが、実は非常に気が強い トゲチョウチョウウオ 98.12 頂き物 7.0cm
kazuさんからの里子も非常に元気。体も二回り大きくなった サザナミヤッコ 99.04 ショップ 6.0cm
ショップで一番小さいのを選んだが、元気に倍増。 ホンソメワケベラ 99.04 ショップ 5.0cm
此れも小さいのを選んだが大きくなった ブルーレッグハーミットクラブ 99.03 頂き物 1.0cm
プアマリナさんからのヤドカリ。大きくなったかは良く解らない?
魔の第二水槽 (1999.05.09)
実は、隠していましたが、
今年の初めに、新しい水槽を立ち上げました。 正確には立ち上げようとしたというのが正確です。実際は立ち上げに大失敗
いたしました。 今回はその話を書きます。
水槽は例によって、ディスカウントショップの特売品。60cmの幅のもので2,500円位。 濾過装置は付いていなかったので、
上置き式のを別に購入しました。これは小型のモーターで海水を汲み上げ、濾過したあと水槽に落とすという原理は全く
普通ですが、海水を落とすところに一工夫有りまして、サイホンの原理をうまく働かせて、海水を一時的に濾過曹に
貯めて、一気に下へ落とすことが出来ます。 確かに数センチですが、海水は濾過曹の中で上下します。そう、小規模なドライアンドウエット濾過になっているのです。 この方法が濾過細菌の繁殖には効率的で
あることは、皆さんご存知の通りでありましょう。 ドライタワーなんぞを作る時間も金もスペースも無い私には
この上置き式濾過器は一度試してみたいものでした。
濾材には愛用のコンペイトウ型セラミック濾材を使用。 サー
モも奮発して新品を購入、すべてセットして運転すると、濾過器の調子はグッド、確かに濾過曹内の水面は上下いたします。
若干、海水が落ちる時の音が煩いのですが、それはしょうがないでしょう。
パイロットフィッシュには、去年磯採集してきたアゴハゼ君やソラスズメダイを選びスタート、
相当の期間を置いてカゴカキダイやらオトヒメエビやらを追加しました。様子を確認しながら、PSBでのバクテリア補充等を
行い、最後にkazuさんから頂いたサザナミヤッコを入れました。 実はこのサザナミを少し広い(密度の低い)水槽に
移したかったのが、水槽を立ち上げた理由です。
順調に時は過ぎ、魚は元気で、オトヒメエビは数回の脱皮を行いました。 最後に気まぐれで、食用の姫サザエを数個入れ
、此れでOK。
ところが、このあたりから魚に元気が無くなってきました。 食欲が落ちています。
やがてソラスズメダイが死にました。あの元気なスズメダイがです。その後、アゴハゼがいき、
オトヒメエビもダメになりました。原因は解りません。 やがて、10cmになったカゴカキダイが死にました。 当然,
この辺までに水換えなどは行っていますが、原因は相変わらず不明です。また、
この時期ショップで買ったミツボシクロスズメダイやネッタイスズメなどを入れてみましたが、何とその日の内に死んでしまいました。
やがて、サザナミヤッコに変化が出てきました。 あのきれいな青色がなんとなく薄れてきたような、
赤茶けてきたような感じがしてきました。そして、元の水槽の戻そうか迷っているうちに死んでいきました。
結局、すべての魚が死にました。 何で死んだのかは今でも解りません。
結局この水槽には、今、
全く生き物は入っていません。ちょっと魚を入れるのは怖い感じでした。でも、何とかもう一度、
最初からやり直してして見ようと思っています。 水槽清掃をもう一度行い、濾過用のモーターを一般のものに取り替え
(付属のモーターはいかにも水量が少ない)、アゴハゼをパイロットにして再度立ち上げなおしてみたいと思っています。
特価水槽での飼育 (1999.04.24)
現在、小さな水槽(ディスカウント店の売り出しの目玉になる
60cmの水槽)で海水魚を飼育していますが、この所、病気の発生も無く安定しています。 もしかすると、
このまま小さな水槽でも海水魚が飼育できるかもしれないと思ったりしてます。そこで、私の方法をまとめて紹介し
ますので、参考ににできる方は参考にして頂き、「イヤ、イヤ。あなたのここが危なっかしい・・・」 とお気づき
の方のご意見を頂き、今後の参考にさせて頂きたいと思います。
なお、この間は
PSBを用意して決められた用法で使用すると良いです。
なお、掃除の際は落石に注意しましょう。どんなに慣れた
魚でも掃除のときは岩陰に隠れます。ちょっと岩を動かしただけでも魚にあたったら
その魚は絶望です。本当に注意してください。
いかがだったでしょうか、私の飼育は。 たぶん、
きちんとしたマリンアクアリスト方はお怒りでしょう。でも、実際に私はこの方法で飼育していますので、
お許しください。
水槽の大掃除とソメワケヤッコ (1999.02.14)
昨日、ショップにドロマリンミニを買いに出かけました。いま、家で飼育している海水魚は採集、購入などを含め小さいサイズのものが殆どなのでこの飼料を使っています。
kazuさんから頂いたサザナミヤッコや採集したスズメダイなどはこれを水面に落としてやるだけですから非常に楽です。 また、トノサマダイやトゲチョウ君はアサリからの切り替えの最終段階で、今は殆ど100%の人工飼料ですが、
アサリの貝殻に塗り付けて冷凍したものを与えています。
餌だけで他の物を購入する予定は全く無かったのですが、ふとメディマリンという餌が目に入りました。海水魚用・感染防御・天然アサリ使用・・等のうたい文句につられて買ってしましました。開けてみたらアサリそのもので乾燥されたものでした。まだ魚には与えてませんが意外と大受けするかもしれません。
で、帰ろうかと思ったんですが、水槽に目をやると、紫の地色に黄色い縦縞の魚を発見。一目見てヤッコ類の幼魚であることは分かりましたが、何の種類かは分かりません、水槽のガラス面に張られている値段表には最高5,000円の値札までしかありません。ということは、これは最高でも5,000円ということです。何とかなるな・・・と暫く迷った挙げ句、店のお兄さんを呼んで、
「この魚は何」と聞くと「クイーエンゼルフィッシュ、12,000円」との返事。「かの有名なクイーンを知らないなんて・・・。エッ、12,000円。そんな値段表どこにも無いぞ!。」咄嗟に「無理だな。ソメワケ頂戴!!」と、隣りの魚を指差して言っていました。 その早かったこと。自分でも驚いています。
最近、吉川ひなのと一緒にTVCFにも出ているしソメワケの方がかわいいな・・・(自分で納得している)。 こうしてソメワケヤッコは我が水槽の一員になったのです。
サイホンで水量の半分を排水し、昔ライブロックを取り出し、魚をバケツに移し、分度器でガラス面についた苔を取り除きました。さらに、海水を全部排水し、底板まで雑巾がけ。上部ろ過装置のゴミ取りマットを交換しましたが、濾材そのものは洗いません。代わりにもう一つある外部濾過装置の方は濾材までしっかり洗いました。最後に、昔ライブロックをたわしでしっかり洗い、セッティング。
海水の素と温水を入れ、塩分濃度を測定して終了。結局、2時間近くかかってしまいました。魚を戻してみると先ほどまでとは大違い。人間の目には良く見えます。但し、魚にとってはどうか、ここしばらくは白点病などの発生に気を付けないといけません。
特価水槽の世界 (1999.01.28)
先日、本屋で「マリンアクアリスト」という季刊誌を偶然見つけました。 実は私はこの手の本を殆ど購入しません。なぜ、購入しないのかというと本に載っている世界が私の海水魚の世界とは全く別物だからです。
前回書いたように、私のメインの水槽は所謂特売60cmの世界だからです。そんな世界に生きようとしている者には巨大なアクリル水槽だの、強力モーターだの、タワー型のドライろ過装置は無縁のものなのです。第一そんなもの置き場所がありませんがな。
ではなぜ本を買ったのかというと、その本の特集がチョウチョウウオだったからなのです。魚は設備に関係なく魚であってくれますから。トリートメントに関する記事、白点病治療に関する記事はやはり役に立ちました。さらに、人工飼料の記事やベルリンマスターとして有名なJ・チャールズ・デビルバークさんの記事が出ていました(私の知らない人です)が、これは興味がひかれました。
どんなことかというと、ベルリン式のプロテインスキーマの代わりに軟体動物(スポンジやホヤ類)で水質浄化をしようと研究しているということです。この人はすごいナチュラリストだなと思いました。
でも、この本で一番良かったのは「磯にいるチョウチョウウオたち」という4ページほどの記事でした。大きな磯の写真(私にはどこの磯かわかりませんが)や所謂マメチョウの写真が出ておりました。かわいいですね、マメチョウは。更にそれらを集めて作った60cmのマメチョウ水槽。これなんですよ、私が作りたいのは。
来年にはこんな水槽が出来るかしら。採集の経験は未熟だし・・。でも、いつか作ってやるぞ(と、意気込みだけは盛んです)
ところで、話は今までと逆のようですが、読んでみたいこの種の本があります。 それはSyunさんのページやKazuさんのページで紹介され、今は休刊中のTMAです。両ベテラン推薦の本です、ぜひ読みたい。早く再刊して欲しいものです。
水槽を眺めながら (1999.01.26)
今シーズン二度目の風邪をひいて、会社を休み、医者に行って、ボケっとしています。軽い頭痛と下痢。
私のパソコンはサンルームにおいてあります。ここには、その他に池波さんの小説用の本棚が一つ、室内用の温室が一台、猫のトイレ、
そして海水魚の水槽一台とディスカス用の水槽が一台。その他にも釣り道具、ごみ箱、セキセイインコの籠なんかが
ゴチャゴチャと並んでいます。サンルームですから屋根と側壁は透明なガラス張り、当然、冬でも日が当たれば温室並みの温かさ、夜になれば気持
ち良いくらいの寒さ。それらを幾分でも和らげるために屋根の部分には簾をひき、側面には葦簾を立て掛けてありまず。
そんな所に私の海水魚はいます。考えて見ると随分ひどい環境においてあります。第一に直射日光が射すために、
水槽内は緑色の苔がびっしりです。 鑑賞用の水槽ですから前面だけは掃除してありますが、他の面は苔の生えるままです。
前面もちょっと油断するとすぐ苔が生え、中が見えなくなります。水槽の多きさは60cmx36cmx30cm、所謂ディスカウント店の大特価目玉商品というやつです。
ろ過もそれに付属していた上置き式の有触れたもの。さすがにこれでは心配なので、外部式の(酸素供給量の関係で役に立たないといわれている)
ろ過装置を追加してありますが。蛍光燈はこれも付属の2灯式、ごく普通の蛍光燈をつけてあります。
こんな寂しい水槽に、10cmまでなったカゴカキダイ、7cmのギンユゴイ、5cmのトノサマダイ、5cmのトゲチョウチョウウオ(
カズさんからいただいたもの)、4cmのチリメンヤッコ、3cmのチャイロヤッコが住んでいます。
ギンユゴイは水槽の中ほどであまり動きません。いざ、動くと大変早いんですが基本的には中層停滞型です。
チャイロヤッコとチリメンヤッコは岩陰派。昔ライブロックで今はただの石、の間を見えないように泳いだり、潜んだり
しています。
カゴカキダイは体の大きさで親分になろうとして、他の魚を追いかけたりしていますが、他の魚に適当にあしらわれて
いるようです。確かに私が見ても親分になるには顔がコメディアンです。
トノサマダイとトゲチョウはとても仲良しです。
二匹でつるんで泳ぐことが多くあります。体型も体色も似ているのに全く喧嘩をすることがありません。