まだ慣れなくて(1999.1.4) | |
昨年の夏から海水魚採集を始めて、まだ数える程しか磯には行っていませんが、それでも採集し損なった気
になる魚というのはいます。 多分9月下旬か10月上旬だと思いますが、A海岸へ行った時のことです。A海岸というのはM半島でも 有名な磯遊びの出来る海岸です。その時は勇んで行ったにもかかわらず何も採集できずに疲れだけが溜まっておりました。それでも闇 雲に岩場を往復していました。 そんな時、他の人たちが脇をぞろぞろ歩く通り道に一番ちかい岩場で直径1mほどで深さも1m位し かない潮溜まりの中に青い魚影がスイスイと動くのを見つけました。磯で青というとソラスズメダイが 思い付きますが、それはもっと細長く黒い縦縞も入ってドジョウのような体をしていました。「ホンソメワケベラだ 」と、瞬間的に思いました。 潮溜まりの縁に立ってじっと見ていると、プールの底の方で岩の陰から出たり入ったりして遊んで
いるように見えます。 勿論「ホンソメワケベラ」は採集できません。逃げられたのではなく諦めたのです。自分自身に
は「ホンソメワケベラに似た、他の魚の鱗を食べる魚がいたな。あれはそれに違いないんだ。だからわざと取らなかったんだ」と納得させ
て・・・。 |
終わったはずの今シーズン(1998.11.23) | |
今シーズンは終了して、「まとめ」まで書きました。が、採集心を刺激するようなことがありましたので付録で書
いてみます。 息子に何とか釣りの面白さを感じさせてやりたくて、二人で釣りに出かけました。場所はO港です。ルアー釣りや投げ釣りをして
当たりを待ちましたが、全くピクリともしません。海が悪いのか、腕が悪いのか。間違いなく腕です
港の内側に糸を垂らしていた息子が「とうチャン、とうチャン(家では私はこう呼ばれます。)、チョウチョウウオがいるよ
。」と言うんです。そこは高さ3mはある高い防波堤で、 水深も2mはあります。「どれ、どれ」と私がおっかなびっくり覗いてみると、い
ます、います、チョウチョウウオが。 トゲチョウとチョウハンです。手のひらサイズに見えるほどの超ビッグサイズです。勿論、余りに高くて手の出しようがありません。 「他にも居るかな」と、防波堤に沿って歩いて
みると、いますいます、チョウチョウウオやトゲ、チョウハン、アケボノらがウジャウジャと。港の岸壁の内側
に沢山泳いでます。 チョウチョウウオのほかにも 岸壁の下の段に降りられる所では足元50cmの所にいます。釣り用の長いタモ網を取り出しましたが、サッと深場に潜られどう使用もありませ
ん。 結局、見てるだけしかありませんでした。
来年のシーズンの良い場所を確保できたと一瞬思いましたが、高い岸壁と水深は来年になっても手におえないし、ここは漁港ですから沢山の
漁船が出入りするし、係留されている船のロープもたくさんある。 これはだめかなという気もしてきました。最後に名残りに一番深く一番高い
所に居たトゲチョウとチョウハンを見に行きました。同じ場所で悠然と舞っていました。願わくは少しでも長く生きて欲
しいものです。 あれやこれやと考えながら息子と帰路に就きましたが、ここは大ベテランのSyunさん
にきてみようかしら? ところで、息子(小学三年生)がルアーの海釣りをしたがっているため、色々と行っていますが、全く釣れま
せん。どなたか神奈川の海でルアーでの成果が期待できそうな所を教えてください。せっかくの子供のやる気がめげてしまいそうです。よろし
くお願いします。親ばかのとうチャンです。
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98年のまとめ(1998.11.9) | |
波及効果として、採集とは別に家族が釣りをしたがる様になりました。これは海へ行っても採集をして楽 しむのは私中心のためです。 11月になっても何度か釣りへ出かけました。なかなか思いどうりの成果は上がりませんが、今のところは みんな喜んで(?)行っています。
これらのベテラン達のページはほぼ毎日見に行きます。新しい情報が載ったら即チェックです。お世話に なってます。
採集できた
フウライチョウチョウウオにも驚きました。彼は潮の引いた、今にも干上がりそうな水深15cm位のと ころにいたのです。それこそ親指の爪くらいのマメチョウでした。
冬の間に新しい磯を開拓したいし、新しい道具も工夫したいと思っています。 それに魚採集を通じて知り合いになった人たちと、いろいろ話をして教えてもらいたいこともあります。
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前日、女房が道路地図を見ながら「どうも行き先が解りづらいな」等と言ってました(彼女は運転には余り自信がないタイプです)ので、これ
はチャンスと「それじゃ都合のいい電車の駅まで俺が送ろうか」と誘うと、「そうしようかな」という返事。これで車は確
保できた。彼女は朝早く出かけるので送った後海へ出かけても時間はたっぷりある。
後は子供の面倒だがこれは問題ではない。一緒に連れていけば良い。子供に声を掛けると、下の男の子
は二つ返事でOKだが、上の女の子は留守番で良いとのこと、一人ではちょっと心配だが6年生だし問題ないだろう。ウン。ウン。(一人で納
得) これで明日は海へ行ける! 作戦は成功裡に終了した。ムフフ
私は今年から海水魚採集を始めたのでよく分からないんですが、Syunさんやkazuさんからのメールやホームページを読んで見ると
採集の本番は秋なのだと書いて有りました。さらに台風は魚を連れてくる
とのこと。これは楽しみです。台風は既に遠くに去っています。明日はトゲとフウライに加わる第三のチョウチョウウオ
をゲット出来るかも。
夜、女房が子供たちに「明日海へ行くんだから早く寝なさい。」と声を掛けました。ウン、その通り。寝不足
はいけない。 「明日、雨だったら海はダメよ。また気管支炎になると困るから」と再度女房の声。子供たち
は大分これにやられて、今日(26日)の運動会も参加できるか心配していたんです。その通り。体が大事。雨の時はダメ。雨
はダメ、雨はダメ
雨です。 間違いなく、朝からずっと降ってます。アーチェリーは室内大会なの
で雨でもやれます。ちゃんと送ってきました。採集は雨では出来ません。ちゃんと家にいます。泣いてます。
私が海水魚採集を初めて知ったのは、大ベテランのSyunさんのホームページを見てからで、Syunさんのページから少しでも採集のノウハウを読みとろうとして、それこそ目を皿のようにしました。そこで得た知識をフルに活用するために、
「実践あるのみ」と海へ出かけていきました。その時私が持っていった道具は、釣具店で買った青い
玉網が一つと、後は家にあったビーチサンダルや子供の水中眼鏡とシュノーケルだけです。それでも満足できる結果は得られました。
それでいて、何か違うような気がするのはどう言うことでしょうか。格好や道具は追々必要に応じて自然に進化していくと思うので、そういうこ
とではないと思います。
何が違っているのかなと考えたら、もしかして、見ているタイドプールの規模が違うのかなと気が付
きました。Syunさんのページに、Syunさんがタイドプールを胸まで海水に浸かりながら爆進しているイラスト
が出ています。私の行く海岸にはこんな大きなプールは有りません。
地形的な違いでしようがないのですが、私のイメージとしてあの絵があったので、自分自身何か違うなと感じているようです。
何度も言うように結果は自分でもルンルンになるほどで満足しています。ただ、イメージの話だけなんですがネ。
雨です (1998.09.27)
9月27日の日曜日に採集のために海へ行こうと思って色々と作戦を考えて
いました。というのは、女房がアーチェリーの競技会へ参加するために我が家の一台しかない車を使う予定になっており足が確保できないの
と、その間、二人の子供の面倒を見なければならないために、何か作戦が必要だったのです。
ちょっと違うかな (1998.09.24)
今まで4回ほど海水魚採集に行って来て、自分では採集結果に満足しています
。ほんの2ヶ月前までは考えられなかったことをそれなりに出来ています。ただ、何となく「どこかが違うな
〜。」と感じることがあります。
どちらかという水面上から覗き込む事が多いのです。胸まで水に浸かるのは外海に面した岩の下を
覗くときだけです。私のイメージの中に「タイドプールとはいえ、ある程度の大きさがあって、あのイラストのように爆
進するような水深がないといけない」というのがあるようです。
第四回採集報告(1998.9.21) | |||||||||||||||||||||||||
第四回海水魚採集に行ってきましたので報告をいたします。
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第二回採集報告(1998.9.7) | |||||||||||||||||
先日(98.9.6)、第二回目の魚採集に出かけました。思いもしない成果が上がり、驚いています。以下に、その辺を詳 しく紹介します。 | |||||||||||||||||
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採 集 魚 | |||||||||||||||||
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今回は多くの採集が出来ました。特にトゲチョウチョウウオは採集した本人の方が驚き、喜んでいます。また、他に も目にしたり採集した後リリースしたものもいましたので、以下にまとめます。 | |||||||||||||||||
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採集道具(1998.8.25) | |||||||||
最初の魚採集と言うことで、道具関係は全てインターネットからの情報で揃えました。 大体以下のような物です。
持っていけば良かったなと思っているもの
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初めての魚採集( 1998.8.24) | |||||||||||
今日(1998.8.23)、初めて 魚採集を主目的に海に出かけた。家族には「夏の終わりの海水浴 だよ」と騙す。(魚採りと言って、採れなかった時のための言い訳である。直ぐにバレた) 場所は、三浦半島のW海岸である。朝5時に起き出し、6時前には家族と共に車で出発してW海岸には(初めての 場所なので若干迷ったが)7時前に着いた。天候は朝の内曇り、後によく晴れたが風は強かった。海の家の駐車場に 車を預けて(実はその隣に無料の町営駐車場があった)早速海へ向かった。 水は綺麗で、どんどん潮が引いていった。子供たちを適当に泳がせておいて右手の岩場へ向かう。透明度が高いの で浅くなった磯では、上から覗くと緑や赤や茶色の海草等、色々なものが見える。これほどカラフルな水の中は見たこと がない。最初の場所で直ぐに「カゴカキダイ」を見つけたが、 取り逃がす。(ベテランの方はここで笑わないでください)しかし、 望みが出てくる。 ところが、その後サッパリ魚が見えない。幾ら見ても何も見えない。ウムム焦る。やはり甘かっ たか。 魚を求めて、どんどん岩場を進み海水浴場からずいぶん離れた。長男が泳ぎ飽きて一緒に磯を廻り始めた頃、再び 「カゴカキダイ」を見つける。慎重に魚の動きを見ながら網を伸ばし、やっとの思いで ゲットする。(私の記念すべき採集第一号はこの「カゴカキダ イ」君になりました。はい、拍手パチパチパチ)慎重にバケツに移して眺めると黒と黄色の縞がグー。しかも、 巨大!全長20mm(^^;)!! その後は子供とヤドカリやアゴハゼを捕まえたりしていたが、一番、潮の引いた時間 に一番遠い岩の窪みに何か青い魚が動くのを発見。早速近づくとスズメダイが3匹! 慎重に、焦る気持ちを抑えて網を伸ばし、遠くへ逃げても無理に追わずにじっと 我慢の30分。結局、2匹捕まえました。よく見ると体の半分(下半身)が黄色い「ソラスズメダ イ」のようでした。ただし、メダカサイズ! −−−−−− 朝早かったので、14時頃にはみんな満足の帰路へ着きました。 と、ところが家に帰って魚のバケツを見てみるとスズメダイが一匹しかいないのです。 ゲゲ! どこを探してもダメ、女房は大きめのヤドカリに食べられたと推理し、私は大 きめのハゼ(アゴハゼとはちょっと雰囲気が違う一匹)に食べられたと推理した。真相 はどうあれ一匹になってしまったスズメダイである。
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そんな時、目にしたのがSyunさんのホームページです。死滅回遊魚と呼ばれる
悲しい魚たちがいることを初めて知りました。Syunさんはそれらを採集し、飼育しているとのことでした。魚
採集は潮の引いた磯(タイドプール)で手網を使って行っているのです。「そんなことが出来る人がいるのか
、すごいな」といった感じでした。特殊な技能の持ち主としか思えませんでした。ましてそれらを飼育するということは、結局、私にはやはり無理
なことであるのに間違いありません。
結局、飼育するにはきちんとした設備が必要なんだろうし、いかに自然では死んでしまう魚たちとはいえ
、目の前で死なれるのはイヤだしという感じでした。Syunさんは手作りも含め立派な設備を所有されています。ただ、何となく私の気持ちのな
かに、何かモヤモヤするものが生まれたのは間違いありません。
その後、hantyanさんのページを見つけました。三浦半島の磯遊びが
出来る海岸が紹介されています。更に、そこで見られる魚や水生生物のことが詳しく書かれています。三浦半島ならば我が家からそんなに時
間のかからない所です。 hantyanさんも採集してきた魚を家で飼育しているとありました。さらにリンクを辿って
yamさんのページや
tsukaさんや
kazuさんのページでも採集と飼育を誘われましが、まだはっきりしてませんでした。
前後して、私は家族と一緒に例年のとおり南伊豆雲見海岸の民宿へ海水浴へ出かけました。
雲見海岸へは数年前から出かけており、夏の恒例になっています。200mに満たない海岸ですが、今年は例年より水の透明度が増し、家
族で喜んでいました。その海岸の左手に畳6畳程度の小さな磯(岩が5〜6個転がっているだけ)があります。
水泳に飽きた子供と女房が裂きイカを餌にカニ取りをしていました。 私も覗いてみるとカニの他に小さなエビやウニがいます、更に岩と防
波堤の間を覗くと小さな魚の背中が見えます。いま、思うとシマスズメダイと思われます。 「何とか捕まえら
れないかな」と思いましたが、その時は海水浴のために行ったので何の道具も用意していません。子供用のザリガニ取りをするとき使うような
小さな網だけです。さんざんもったいぶられましたが、結局捕まえられませんでした。でも、子供はイソスジエビ
とアゴハゼを 苦労して素手で捕まえました。「家に連れて帰る」というので、慌ててバケツを買っ
てきて収容しました。
時代は海水魚採集(1998.9 吉日)
海水魚採集という
言葉や死滅回遊魚という言葉を初めて知ったのは、僅か3ヶ月前のことです。 当時私は何回目かの海
水魚飼育に挑戦していました。幾度も失敗した経験から濾過装置を新規購入し、テストフィッシュを3ヶ月間飼育し、もうこれで大丈夫だろうと
確信を持って、魚を買いに行きました。それも仕事の帰りに電車を乗り継ぎ、海水魚では有名な某ショップに行き、 じっくり個体を観察し、元
気でかつ人工フレーク飼料を食べるのを確認したものを購入し、これならと勇んで水槽に放ちました。
一ヶ月後、私の水槽の中には、テストフィッシュとして最初に入れたルリスズメダイしか残っていませんでした。
もうだめだなというのが、私が出した結論でした。ルリスズメダイはあんなに元気なのに。
更に翌朝、海水浴客が海に出る前に、散歩を兼ねて釣りをしようと海岸に出ました。あちこちルアーを投げながら歩いて、最後に
船着き場の堤防の突端に来たときに息子が「青い魚がいる」と指を指しました。見ると確かに青白い魚が5〜6匹岩の窪んでいるところにいま
す。ルリスズメダイだと思います。手を伸ばせば届きそうですが、その時私の手には釣り竿以外の何ものも
ありませんでしたので手の出しようがありませんでした。目の前の透明な水の中で青い魚体がユラユラと何時までも揺れていました。このとき、
今度は魚を採集するために海に行こうと決めたのです。 時に、1998年8月10日(月)午前7時30分の
ことです。
若干ぼやけてはおりますが 下の白いのがアサリの殻です。大きさを想像ください
フウライ君は左端、右のトゲちゃんの半分以下
小さくとも背鰭を立てて一人前、右のソラスズメダイも採集したもの