後ろ髪の磯 (20191111)

ツワブキ イソギク  前回で終わりを宣言しましたが、あれは公的な宣言でありまして、何とな〜く個人的にはスッキリしていませんでした。 なので、10日の日曜日に出掛けてみました。  天気は上々でしたが、駐車場では風が出てました。 何時もの坂道を降りていくと、ツワブキの黄色い花が満開でした。 我が家の庭の片隅に植えてあるツワブキはまだ咲いていないのですが。  また、日当たりの良い斜面にはイソギクが咲いていました。
 海は荒れていました。 天気の良さからは想像できないほどでした。 潮が余り引かないことも相まって余り潮溜りは覗けません。 覗けた潮溜りも潮が澄み過ぎているというか 海水が冴えすぎているというか、魚には刺々しい感じがしました。 予想通りで潮溜りには魚はいません。 スズメダイ、いません。 オヤビッチャ、1匹だけ。 チョウ類、いません。  いるのはギンユゴイのみ。 辛うじて、岩に逃げ込むシマハギらしき魚が2匹。
 ということで魚は諦め、時間潰しにうろつく足元に打ち上げられた、赤いサンゴの枝先が2個あるのが見つけて 持ち帰りました。 穴の開いた小石も見つけて持ち帰ったのでサンゴをくっつけて飾り物にしようと思います。
 不思議なものも見つけました。 牛の蹄の様な形にも見えます。 左右対称で、2個の貝がピッタリくっついた様な感じもしますが・・・。 何でしょうか、これは。  一日たった今日現在、動きは全くありませんが、少し海水を排出していましたので生きているようです。 取敢えず水槽に沈めました。
 早めの帰り道で、大根の畑越しに富士山が見えました。 夏の気温の高い時期にはこうは見えないのですが、気温が下がってきたので見えるようになってきたものと思います。  それでは採集は本当に来年までサヨウナラです。


2回分の磯4 エンド (20191026)

 前回の磯行では小さなオヤビッチャがいたり少しは期待できる感じが有りましたので、10月15日と26日に磯に出てみました。 いずれも台風崩れの低気圧の狭間とか 強風の合間に出かけたものです。
 結果から言うと、磯は終了していました。 少なくも私の目には魚は見えませんでした。 辛うじて目に入ってきた魚はイソスズメダイ、シマスズメダイ、 ギンユゴイ、ナベカ等で、オヤビッチャもいましたが、少し大きめで流れ着いたばかりのサイズではありませんでした。 それに度重なる台風の影響で、潮だまりの様相が大きく変わってしまってました。  左の画像は小さめの、大量の石が入り込んでしまった潮溜りです。 勿論、逆に底を浚われてしまった潮溜りもありました。 いずれにしてもこの様な所に魚は入るのでしょうか。 

 これからは気温水温は増々下がる一方ですし、潮も引かなくなります。 ということで、公的には私の採集は終了とします。 今年の磯は全体的には今一だったでしょうか。 フエダイ多種が採れたり して面白い面もありましたが、チョウ類は少なかったです。 見られた期間も短かったと思います。 また来年に期待してみたいと思います。 では、では。


2回分の磯3 (20190930)

クロホシフエダイ フエダイ  シーズンの後半に差し掛かり本来なら採集真っ盛りでありますが、今年はどうもハッキリしません。 とは言え、今回も行ってきました。 9月28日であります。  結果は良くありません。 覗き込む潮溜りには魚の数が少ないですし、魚種も限られています。 相変わらず目につくのはシマハギ。 いろいろな潮溜りに入っています。 何時ものメンバーとしては イソスズメダイ、 シマスズメダイ ギンユゴイ等。 オヤビッチャがごく少ない感じです。 オヤビッチャがいると、南系の魚がいる可能性が高いと思えるのですが。 チョウ類は一番外れの潮溜りに ナミ (一説には チョウハンとの話あり)の大小が二匹のみ。 ところで今年はフエダイ類が目立ちます。 ナミチョウと一緒に、先日、採集したイッテンフエダイがいるのが確認できました。  毎年毎年魚の出現に特徴があります。 今年はフエダイも当たりのようです。 前回、イッテンフエダイ (下画像左)を採集した潮溜りを眺めて居ると、少し珍しいく感じる縦じまの魚を発見。  採集して確認したところ クロホシフエダイ とのこと。   上段画像の左の魚です。 さらに、同じ潮溜りで フエダイも発見採集しました。 上画像右側です。 日にちは違いますが、同じ潮溜りでフエダイ3種を採集したことになりました。  ただ、全体としては採集をする方から見ると、磯は寂しい状態にあることには変わり有りませんでした。  
イッテンフエダイ トゲ  二日後の30日にまた磯に出てきました。 天気予報ではこの週は台風の影響で雨勝ちということでしたが見事に外れてくれました。 正直、あまり期待しないで出かけたのも 事実だったのですが、磯はわずか二日の間に大分様変わりをしていました。 まず、オヤビッチャ ベビーが沢山見られるようになっていました。 代わりにシマハギやギンユゴイの影が薄くなっていました。  下段右のトゲチョウは例のフエダイ三種を採った同じ潮溜りに入っていました。 二日前は気が付かなかった良いサイズのトゲです。 そのほかの潮溜りでも、トゲは3個体、フウライは1個体見つけ  られました。 この時期になってオヤビッチャとともに流れ着いているということでしょうか。 いずれ、これからの楽しみは出てきました。 ただ、潮周りの良い日が少なくなるのが気がかりです。


2回分の磯2 (20190915)

リリース  8月30日は曇りという天気予報が出ていましたので磯に出てみました。 しかしながら、磯につく前に雨が降り出しました。 駐車場では一時やんでいたのですが、 磯に降り立ったら再び振り出しました。 潮溜りには前日まで降った雨に土が混ざって流れ込み、とても採集どころではありません。 仕方なく、この日のもう一つの目的であった、 大きくなった魚のリリースだけをしておしまいにしました。 リリースしたのはいずれも大きく育ち過ぎた イシダイ マツダイ ニザダイ コショウダイです。
 
イッテンフエダイ ソラスズメダイ  9月13日に磯に出てきました。 9日に台風15号が三浦半島をかすめ、大きな被害を発生しました。 私の家も、相当に驚くような被害が発生しています。  ただし、家屋損傷等の物的被害及び人的被害が出たわけではありません。 いずれ別項でご報告したいと思っています。 それはさておき、台風後の磯に降りてみると、  何というか、海水がすっきりしすぎているというか冷たさがあるというか、とても冴えた感じがしました。 

 実際に覗いた潮溜りは全体的に魚がが少ないです。   目につくのは シマスズメダイ ばかり。 オヤビッチャは全く見ることができず、チョウ類は ナミチョウが一匹のみ確認できただけ。 あとは少しの ギンユゴイがいた程度です。   何だか台風で魚が吹き飛ばされて、まだ返ってきてない感じです。 そんな中で唯一変わった魚がいました。 画像右の イッテンフエダイ です。 シマスズメダイに混じって   一匹だけいました。 似てますが、上から見ると背中の黒点の位置と形が違います。 その後は目ぼしいものは見つからず、etoさんに教えてもらった ソラスズメ を   写真に撮りました。 次回は、魚は戻ってくるのでしょうか


台風後の磯 (20190817)

ゴンズイ シマハギ  梅雨明け後、強烈な暑さが続いてます。 体調管理にはお気を付けください。 そんな暑さの中の8月上旬の磯行は何ら収穫無し。  写真すらとっていませんでした。 そんな状況でこの大潮は期待大でしたが、10日辺りから発熱と台風10号の接近で足止めを食らうこととなりました。   この時期以降は浪がたってきます。 磯ですが、あまりぱっとしない状況でした。 オヤビッチャやスズメダイ、ギンユゴイ、は増えました。 ニザダイは相変わらず多くいる 状況です。 そんな中で、ナミチョウは随分増えました。 また、前回もポツポツと目立っていたシマハギが何故か数を増しています。 シマハギは余り数を確認で来る種ではないのですが。  大きな潮溜りに珍しくゴンズイ玉ができてました。 小さなメダカサイズのゴンズイです。 土曜日の磯で家族連れが何組かいましたので、見たいところが見られなかったのもあり、 小さなシマハギのみお持ち帰りにしました。 オヤビッチャやスズメダイが降れているのでこれから期待できるかもしれません。  


梅雨の明けの磯 (20190717)

マツダイ コショウダイ フウライ ナミチョウ  梅雨が明けました。 その最初の大潮の一日、磯に出てきました。 希望としては南の魚の大量到着ですが、そんなに上手くいくはずも無く、磯は まだ賑やかとはいきませんでした。 普段の周り順で磯を歩きましたが、殆ど魚が見えません。 普段は見ない中くらいの潮溜りにナミチョウがいるのを見つけてました。 小さいくせに中々の警戒心です。 するとその視界の端にフウライが出てきました。 こちらはナミと違って大きいようです。 採集してみたところ、4p位でした。  潮溜り採集にしては大きなサイズです。 その後、珍しくホテル前の入り江に入ってみました。 ここでは以前、シイラの幼魚を採集したところです。 足元から小さな魚が 慌てて逃げていきましたが、その後の海藻近くにマツダイが一匹残っていました。 久々のマツダイです。 魚食魚ですが、取り込みました。 その後、小さなコショウダイも採集しました。

 その後は正面まで見ていきましたが、ナミチョウが少しいただけで目ぼしい魚は目に入りませんでした。 ただ、正面の水路近くにゴマモンガラがいました。  ゴマモンガラを見るのは初めてで、ギンポが好みそうな水中の岩の管状の穴に頭から入り込んでいました。 上から見ると最初は貝殻か瀬戸物の欠片が落ちているように見えましたが、 たまに後ずさりして頭が見えたために分かりました。 初めての魚なので捕りたかったのですが、上手くいきませんでした。 次回行った時にまだ居たら再挑戦してみようかと思います。


2回分の磯 (20190717)

 梅雨の天気予報の中で見つけた晴れマークの今日、磯に出てきました。 到着時、小雨が降っていたので5分間車内で待機。 その間に雨は上がり、 その後は雨は心配ありませんでした。 磯で最初に目についたのは アカテガニ のペア。 そこいら中にいました。 後で調べたら、アカテガニは7月の大潮に合わせて、 集団産卵するんだそうです。 丁度今日がそれだったんですね。 ところで、カニはいたんですが、魚はいませんでした。 まだまだ来てないようです。  オヤビッチャやスズメダイがほんの少し見えただけです。 そんな中で見つけたのが、左側画像の スケルトンフィッシュ です。 シースルー、キンキラキン。   初めて見た・・・。 調べたところ、 ニザダイ幼魚の透明個体のようです。 なぜに透けるの??? その後、etoさんとすれ違った後に行った東側の潮溜りで、    トゲチョウ を見つけました。 右側の画像です。 写真はちょうど光ってしまって分からないのですが、 背鰭後部の黒点から黒い横線が垂れていて、   一瞬、別種かとも思いましたが、やはりトゲチョウのようです。
 

 ところで、下段左の画像は何でしょうか? これは何時も普通に見ている潮だまりの脇に横たわっていたのですが、  イルカの死骸 のようでした。 大分、腐敗が進んでいました。 子の磯の近くでイルカを見たことは在りません。 どういった状況で、ここにあるのかは全く想像できません。  こんなのを磯で見つけたのは初めてです。  以前、荒崎の岩場で、大きなウミガメがひっくり返ったまま起き上がれなくなった死骸を見たことはあります。 まぁ〜、ちょっと珍しいということで載せました。   右側はお口直しの ナミチョウ です。  


2019の初磯 (20190624)

namicyou

utubo
 この時期に毎年思うのは、あと何年採集ができるかなということです。 採集を続けるには気力、体力、知力が必要ですが、それらは 間違いなくが衰えてきています。 という訳で、今年は採集を続けます。

  今年最初の採集は6月5日。 駐車場のおじさん元気でした。 磯で見かけたのは、メジナの子供、ニザダイ、 キヌバリ、ナベカ、その他名前の分からない仔魚。  勿論この時期ですから、南の魚の期待はしていませんでした。 そんな中、ナミチョウが一匹。 そして大きなウツボ。 大風の吹いた後だった為か、ミズクラゲや  アカクラゲが沢山流れてきていました。 そして、伊豆大島がはっきりと良く見えました(ウツボの裏に画像を張りました)。 おじさんにキャベツをもらって、  早めに終了しました。 

namicyou
komonitoginpo

 二回目は6月19日。 勿論、南の魚は今日も来ていませんが、前回同様、大量のミズクラゲが迎えてくれました。 でも、よく見るとわずか2週間でも磯の魚の顔は 変化していました。 僅かながら、オヤビッチャやカゴカキダイが見られ、ナミチョウも4か所の潮溜りに入っていました。 今回、自分的に珍しかったのが コモンイトギンポです。 いつもの中央の狭い水路で、ナミチョウやニザダイを眺めている時に出てきました。 赤い海藻に絡まって いた為か非常に鮮やかな赤色をしていました。 ギンポの仲間と想像はできましたが名前はわからず、帰ってからetoさんに問合せして名前がわかりました。写真は帰ってきてから 撮ったためか赤が濁ってきてしまいましたが、磯で見たときは今まで見たことがないような奇麗な赤でした。
 まだまだ採集時期には遠いですが、徐々にいいその顔は変わってきています。 これからが楽しみです。