最後の磯 (20181023)

2018最後の採集  今年の採集シーズンも最終ステージになりました。 今日、最後の締めを兼ねて磯の様子を見てきました。 天気は曇り。 風はやや強い状況でした。 何時もの通り、海藻干し場側から磯に降りましたが、周辺の潮溜りには魚が全く見えません。 オヤビッチャやシチセンスズメダイすら見えません。 二つ目、三つ目と何時もの潮溜りを 覗いていくと、それでもいくつかの潮溜りにはこれらの魚が数匹入っているものも見つかりました。 魚が入っていた潮溜りは全体的には半分以下でした。  それも南の魚ではありませんでした。
 磯を歩く途中であまりの寒さに半ズボンを長ズボンに代え、正面の磯に来るまで1時間もかかりませんでした。 あれだけいろいろな魚のいた 正面にも魚はほとんど見えず、南の魚はすべて散ってしまったようです。 その後、時間がたっぷりあったので左側の磯にも回ったのですが、状況は全く変わりませんでした。 今年の採集はこれで終了です。 魚はみんな散りました。 


台風後の磯 (20181008)

台風24号余波 荒れる磯
クロユリハゼ  今回の大潮も台風24号の余波で大荒れでした。 そろそろ採集も終盤ということで7日と8日の両日出てまいりました。 7日は天気予報で風速8mとなっており、何とか天気予報の外れるのを期待して出かけましたが、日本の天気予報は優秀でありました。 流石にこの風では真面に磯を歩くことも 危険でした。 当然、潮溜りは風でナミが立ち、全く覗けませんでした。 1時間もせずに早々の退却となりました。 まぁ〜、こんな日に磯に出る方が異常なんですがね!  左の画像が荒れる磯です。

 翌日の8日は風速4mの予報が出ていました。 磯に出た時には若干の風を感じましたが、ほとんど気になりませんでした。 それより曇っているのが気になりました。   お日さんに出てほしいのですが・・・。 潮溜りは大分寂しくなっていました。 目立つ魚は オヤビッチャ ギンユゴイ シチセンスズメダイ    イソスズメダイ シマスズメダイ。  チョウさん類は全く目につきません。 以前いた潮溜りからも姿が見えなくなっていました。 台風で蹴散らさてしまったようです。 それでも橋を渡って浅い広い潮溜りを 眺め始めたら。、すぐにギンユゴイの中に1匹珍しい魚を認めました。 尻ひれと背鰭の後半が三角に見える小さな黒い魚ということで 直ぐに  クロユリハゼ と分かりました。  長いこと、この磯で採集を続けていますが、 クロユリハゼを見つけたのは初めてです。 採集そのものは極めて簡単であっさり網に入れることができました。   三角の鰭と鰓の後あたりのピンク色がよく目立ちます。 特徴のある中々良い姿の魚です。 全長は3.5cm程度でまだ幼魚でしょう。 その後、正面の磯につくと何組かの採集家の姿が見えます その中にetoさんも来てました。   磯は台風の影響か、岩や石の配置が大きく変わっていて魚はやはり散っていました。 ここでも目ぼしい魚は全く目にすることができず、残念ながら干潮時刻前に磯を後にしました。   家に帰ってクロユリハゼを隔離箱に入れようとしたら、箱の目をすり抜けて本水槽に出てしまいました。 二度と採れそうもないのでそのままにしました。   何とか強く生き抜いてほしいものです。 水槽に逃げたクロユリハゼは落ち着いたのか優雅に泳いでいます。 上の画像から水槽を泳ぐ大きな画像にリンクを付けてあります。


混迷の磯 (20180924)

 今回の大潮も二日出にしました。 9月23日と24日です。23日の磯の感想は少し魚が減ってきたなというものでした。 何時もの海藻干し場側では オヤビッチャやカゴカキダイが減って銀ユゴイの姿が目立ちました。 チョウ類の姿も少なくなったような気がしました。 しかしながら正面側に回ると 今度はチョウさんの数が増えてきました。 結局、目にしたチヨウさん類はトゲチョウが大小8匹、フウライが大小5匹、チョウハンが2匹、ナミが6匹程度 (数は参考値・・・。) トゲとフウライを 連れて帰りました 磯で出会った
etoさんが サザナミ を採集しました。  久々のご対面でした。 

 24日は晴れていました。 天気予報は明日から雨です。 前日になにも見つけられかった海藻干し場の方からまた回り始めました。 外洋に近い潮溜りの一つ裏側の 潮溜りをのぞいてみたら、フウライチョウチョウウオがいました。 2週前に取れなかったフウライでしょう。 今回は左の浅い部分に誘導できて採取することができました。  そのフウライを取り込んでいる最中に 下半身が白、上半身が暗緑色の魚が素早く逃げていきました。 ワォ! セダカスズメダイ  だ・・・。 先日etoさんのHPに乗っていたセダカスズメダイはここにいたのか・・・。 フウライを取り込んだ後、探してみましたが見つかりませんでした。 代わりに、もう一匹フウライを見つけましたが採集は次回に  持ち込みとしました。 その後正面に回ると前日と同じように各所にトゲやらフウライやらが見つかりました。 ただし、サザナミは見つかりませんでしたが。  

 混迷の磯というのは、一つはチョウチョウウオが多いこと。 珍しいことです。 二つ目は、その大きさがまちまちであること。 大きいものは500円玉サイズになっていますが、  小さいものは小指の爪サイズです。 上の画像の左側のトゲは爪サイズです。 アサリと比較するとわかります。 右側は500円玉サイズです。 ということは500円玉  サイズに成長した第一陣とその後に来た第二陣が共存しているという事なのでしょうか。 そうするとまだもう少し採集が可能なような気がします。  次回以降もまだまだ楽しめそうです。


風と雨の磯 (20180910)

 前回の大潮で沢山のトゲが姿を見せましたので、今回の大潮も楽しみでした。 第一日目は9月8日。 天気予報通り強風でした。 潮溜りはさざ波が常に立っており覗き込み派には辛い。 磯を歩いていると、持っている網に風が当たって体が振られる・・・。 天気は良いのになぁ・・・。 普段は魚の入っていない潮溜りに トゲ フウライ ナミ の三種揃い。 それ以外の潮溜りには少し ナミ がいましたが、 基本的に風で探せませんでした。 デジカメも壊れて最悪でした。

 第二日目は9月10日。 風無しながら土砂降り。 天気予報の午前中に上がるを信じたのですが・・・。 前回三種のチョウがいた潮溜りには土砂降りの雨が流れ込み赤茶色。  魚の姿見えず。その後回った潮だまりの半分も同様で赤茶色で魚も見えず。 雨も断続的に降り続けシャツもズボンもぐしょ濡れ。 正面の入り江に戻ると、 ここは水がきれい。 観察していたら、ここでも トゲ フウライ ナミ を発見。 少しは魚いるようです。

 次回以降はあまり潮が引かなくて増々難しくなりそうです。  


トゲが来た (20180827)

トゲチョウ 小
トゲ2匹  またしても連続台風の通過明けの大潮でした。 前回はフウライチョウチョウウオを発見できましたので、 今回は当然、トゲチョウチョウウオです。  結論から言うと、トゲ来てました。 それもM半島のこの磯では考えられないくらいに来てました。   
いつもの通り、海藻干場側から回り始めましたが、最初の潮だまりに  チョウハンが入ってました。 また、ほぼすべての潮溜りにナミチョウが1〜2匹入っていました。 ナミチョウの数は減っていないようです。 小さな入り江を周りに込んだ  潮溜りに最初のトゲチョウチョウウオを発見しました。 中々良いサイズのものが来ていました。 その後、橋を渡った浅い広めの潮溜りにも1匹。 正面に着いて内陸よりの  ややこしい潮溜りにも1匹。 さらに正面の細い水路の先にも1匹。 私の目でさえも、磯を半周しただけでこれだけ見つかりました。 M半島でこれだけ見つかるのは大変珍しいことです。  しかも前回の大潮までは1匹も見つけていなかったので、この変化には驚きでした。 結局、そのうち2匹を採って連れ帰りました。  

 本当は反対側にも回る予定でしたが、バテバテになったのでここで終了しました。 いずれトゲが来たの、でこれからも増々楽しめそうです。  


お盆の磯2 (20180813)


 土曜日の磯は家族連れやグループ連れでだいぶ混んでいましたので、今日再び出かけてみました。磯は幾分すいていましたが、 それでも数組の磯遊びグループやBBQグループが来ておりました。 海も思いのほか波が高かったです。 いつものコースで磯を回り始めましたが、二日前と差ほどの変化はなく、 各潮だまりには オヤビッチャ カゴカキダイ イソズズメダイ シマスズメダイ カゴカキダイ ナベカ キヌバリ メジナ  等々が見られました。  また、多数見つけた ナミチョウ も見つけた潮だまりに、それぞれ入っていました。 ナミチョウは小さいものが多いですが、それでも数は沢山出ていました。 フウライチョウチョウウオ がいた正面の磯に来ましたが、ここでも向かって右側に親子連れが釣り竿や網を持って遊んでいました。 魚は散っていました。 潮だまりの隅の方に逃げているんだろうなと思い左の隅を探していたら、案の定、フウライが出てきました。 この白とオレンジはいつ見ても鮮やかなものです。 その後、左側の磯に回りましたが目ぼしい魚は目に入りませんでした。二日前に ナミチョウを上げたおじさんにまた会って何匹かナミチョウを上げたり、 最後の水替えで魚逃がしたりして、結局フウライだけを連れて帰りました。 


お盆の磯 (20180811)

 お盆の磯に出てきました。 台風余波で波がありましたが、潮だまりは良く見えました。
 潮だまりには ナミチョウ が目立っていました。 いつもの西側から入って、正面の磯に来るまでに6〜7箇所の潮だまりに、多い所で3匹程度入っていました。 結局、10匹程度が確認できました。 また、正面の磯には フウライチョウチョウウオ がいるのも確認できました。 

 満を持して出かけた磯でしたが、家族連れやグループ連れが多くじっくり採集とはいきませんでした。 フウライは逃げられ、何匹か採っておいたナミも磯で立ち話をした 採集の方にあげてきてしまいました。 ナミチョウが出てきて、増々楽しみは大きくなりましたが、今度は近々人の少ない平日に出てみようと思います。


台風後の磯 (20180730)

 逆走台風のあとの磯に出てきました。 夏雲が広がり台風後の澄んだ空気の磯でした。 前回、磯後に体調を崩しましたので、今回は冷凍した500ccの 飲み物2本を持ち麦わら帽子をかぶっての磯歩きでした。 
 

 相変わらず潮だまりにはカゴカキダイやオヤビッチャが多数入っていました。  最初の潮だまりでナミチョウを見つけました。 小さい小さいサイズです。 チョウ類としては今シーズン初発見です。今日の磯に期待です。  しかしながら、その後は潮だまりに目ぼしい魚は見つからず正面の磯まで戻ってきました。 そこで、歩いて渡ろうとした細い潮だまりにナミチョウ  がいるのに気づきました。 採ってみると最初のより一回り大きなサイズでした。 色も濃いのでチョウハンならいいなと  おもいましたが、アイバンドに後ろに黒ずみがありませんのでナミチョウと思います。

今年最初のチョウ類が見つかりましたので、次回にまた期待しましょう。 


期待の磯 (20180713)

 前回の大潮の前後は天気予報の風速が7〜8m。 多分、海岸では10mを超えるであろうということで磯出は見合わせました。  何といっても風は磯だまり採集には天敵です。 ということで、ほぼ一か月ぶりに期待しながら今日出かけてきました。 
 珍しく朝の海沿いの道では濃い霧が発生していましたが、磯につく頃には快晴になっていました。 いつもの通り駐車場の奥から磯に降りて一周してみました。  結果から言うと、殆ど目ぼしい魚は見つかりませんでした。 一度、ある実績のある潮だまりで 丁半 が走ったように見えたのですが、  岩の隙間に入り込んで出てきませんでした。  その他は、とにかく カゴカキダイ が大量にいました。 生まれたての極小サイズから3cmほどの育ったものまで各サイズが殆ど全ての潮だまりに入ってました。   それ以外は オヤビッチャ イソズズメダイ が若干。 イシダイ   が一匹。 キヌバリ や  ナベカ 等もまだまだ数見られました。 ですが、結局南の魚は見えませんでした。  その後にお会いした etoさん も目ぼしい魚は見つからなかったようです。 
 帰り際、駐車場への急坂を上った所で、私が定年した会社の人が仕事をしているのに会い、若干懐かしい話をして引き上げました。

 日差しが強烈だったのでしょうか、帰ってきたら若干の頭痛と吐き気がして頭がモヤモヤしてきました。土曜日一日何もせず寝ていて大分回復できました。 年ですから、気を 付けないといけないですね。 次回には帽子を工夫してみようかなと思います。 


梅雨中の磯 (20180615)

 午前中は天気がもちそうということで出てきました。 潮だまりは前回と特に変化はなく、南の魚はまだまだ来ていません。 キヌバリとナベカがやたらと多いという印象で、アメフラシやナマコは減ってました。 ササっと回って正面にはニザダイが一匹。 その後、東側も回りましたが魚の影は無し。  いつもなら、ここで帰りになるのですが、今日はあまりにも早すぎたため、木の鳥居のある大きな入り江を見てみました。 ここは普段は見ないところで潮だまりはできません。   分岐した小さな水路から入っていくとすぐに複数のニザダイ、複数のキヌバリ、アイナメなどを発見。 こんなに種類がいたのは知らなかった。 さらに本流のほうを見ると   ミズクラゲとアカクラゲのバトル。 海藻が沢山生えた(沈んだ?)ところには群れの茶殻がいました。 今までチャガラは単独で潮だまりにいたのを見ていましたが、群れになっているのは 初めて見ました。 そうか、ここにいたのか・・・。
 歩ける反対側の岸に回って先のほうを見てきました。 潮だまりはありませんので採集はできないでしょう。 外海まで繋がるかなり大きな入り江であることが確認できました。

 画像左は入り江が外海につながるところです。 右はチャガラの群れですが、何とか色を出したくてソフト加工をしまくって荒くなってしまいました。 雰囲気を見てください。

 


雨前の磯 (20180530)

灯台 レーダー キタマクラ  5月後半の大潮は30日に行ってきました。 午前中は曇り、午後は雨の天気予報。 干潮は11時過ぎ。 半日の予定の磯歩きです。
 磯はまだまだ静かでした。 地の魚も前回のほうが多っかたような・・・。 キヌバリやナベカの数も減ったような気がします。  ある潮溜りを眺めているとフグの子供がフラフラと出てきました。 掬ってみると キタマクラ(ベビー) でした。  フグ系は飼い切れないので即リリースしました。 この時期わかりきっていましたが、潮だまりはまだまだ寂しい! 代わりに イソヒヨドリ が沢山いました。

 次回は六月の中旬ですが、梅雨に入っていることでしょうから天候次第ですかね。 今回はこれだけです・・・。


今年の初磯 (20180518)

キヌバリ タナゴ メバル""  本当は17日に行きたかったのですが、天気予報で風が強くなる予報が出ていたので昨日18日に行ってきました。 初磯出でした。 風無し、日差し強。  南の魚はお目見え前でしたが、潮だまりはそれなりに賑やかでした。 いつものルートで潮だまりの状況を確認しながら歩いていくと、去年に比べ様相が大きく変わった潮だまりが  沢山ありました。 期待できそうです。
 魚で目に付いたのは  ウミタナゴ超多数 キヌバリ多数 ナベカ多数 ハゼ幼魚超多数   メバル少々 ・・・。 例年この時期に磯に出ることは  あまりないんですが、中々に賑やかでした。 黒潮の流れも良さそうなので、今後が楽しみです。 ついでに 鳶も多数、イソヒヨドリの多数見られました。