心配・・・(2013.11.02) |
前回の磯行きで殆ど魚のいないことは確認しましたが、やはり大潮の連休となれば磯に行ってみたくなるものです。 それに、殺風景な水槽に磯の石を入れたくもあり、磯の石集めも兼ねて出かけてみました。 もう少し天気が良いかと思っていたのですが、磯は曇り空で少し寒く、長そでのジャージにトレパン。 服装もすっかり変わりました。
歩いた磯には南の魚の気配は全くありませんでした。 潮だまりによってはシマズズメダイのいる潮だまり、ギンユゴイのいる潮だまり、オヤビッチャがいる潮だまりがありましたが、全般的には少しだけで殆どの潮だまりには魚が見えませんでした。 左の上の画像はサザナミのいた潮だまりですが、その後の何度かの台風の影響か、大小の石が潮だまりに積み重なり、サザナミが隠れていた裂けめも埋めてしまいました。 このままでは来年のシーズンには南の魚は入ってこないような気がします。
自然のすることですから自分にはどうしようもありませんが、とても心配な状況です。 それでも来年は来年でその年の良い潮だまりを探すのでしょう。 それも採集の一環、楽しみなのでしょう。 磯菊が黄色い花を咲かせていました。
駐車場のおじさんに、今年の魚とりはお仕舞と告げましたが、ドライブがてらまた来ますよと 付け加えるのも忘れずにし、帰りました。
寒いなァ・・・(2013.10.19) |
週末に潮が引く日は今日と11月の第一週くらいです。 そういうことで、今日磯に出てきました。 天気予報は曇り。 気温はこの秋一番の冷え込み。 はるか南の海上には台風27号が虎視眈々と北上を狙っています。 左の画像は磯に向かう途中のM名物の大根畑から見えた朝焼けです。 手前に白く見える不織布の」したで大根の苗が育っています。
磯に降りていくつか潮だまりを覗いてみましたが、この一週間で潮だまりの住人はほとんど姿を消してしまったようです。 シマスズメダイとギンユゴイが辛うじて見られましたが、オヤビッチャやイソスズメダイは極端に数が減っていました。 台風26号が小さな魚を吹き飛ばしてしまったようです。 早くもウミウシの10cmクラスが出ています。 そんな様子の中では南の魚は一切目につきませんでした。 実質、磯はシーズン終了のようです。 これから磯に南の魚が来るとは思えません。 今日は半日、十分に時間をかけて磯を探ろうと思ってきましたが、残念ながらこんな様子なので早々に磯を後にしました。 駐車場のおじさんに一声かけて帰ろうかと思いましたが、おじさんは石油缶の焚火の前で転寝をしていて、車の音にも目を覚ましませんでした。
ところで、サザナミですが、順調に大きくなっているようです。 左の画像の左半分が9月21にちに家に来たときの様子です。 右半分が今日の様子です。 約一月で横筋が倍になりました。 左の画像では3本の白い横筋がくっきりと入っていましたが、この頃は右側の画像のように、その筋の間に水色の細い線が3本入りました。 画像では白く見えますが、最初は水色でした。 その筋が入るにつれて、最初からの線は尾ひれの付け根から頭に向かって、丸く変形しています。 体自体の大きさも二回りほど大きくなったように思えます。 普段はオーバーフローパイプの陰に隠れていますが、水槽の底面に顔を高さを合わせてじっとしていると、向こうも気になると見えて、ツーッと流れてきてこちらの顔を覗きにきます。
チョウ、ハギ、そして・・・(2013.9.21) |
干潮の時刻はほぼ12時です。 道路が混雑しない程度の遅い時刻に家を出て駐車場に着いたのは8時30分頃でした。 それでも干潮までには3時間以上ありますので、取りあえず西側の磯に降りて、その奥を見て回りました。 こちらの磯には例年の実績のある潮だまりがあるのですが、今年は全く魚が入りません。 一番奥の、去年サザナミがいた潮だまりにも、今日も南の魚は見えませんでした。 今年はこちら側の潮だまりはダメのまま終わってしまうかもしれません。 小一時間で西側の磯は諦め、途中の潮だまりを確認しながら正面の磯に回ることに決めました。
入り江の反対側に回ると、こちら側には見るべき潮だまりはありません。 唯一覗き込む潮だまりは一昨年にチョウハンを捕った潮だまりとその周囲の1,2の潮だまりだけです。 そのチョウハンのいた潮だまりを見てみると、前回とはだいぶ様子が違っていて、水が少し綺麗になり (とは言っても、左の画像程度ですが)、沢山いたコトヒキやメジナがいなくなり、代わりに大きなイソスズメダイやシマスズメダイが沢山入っていました。
その中に白っぽく見える小さなオヤビッチャが1匹いました。 オヤビッチャは警戒したりすると体色が白くなることは良く知られています。 そのオヤビッチャを目で追っていると、もう1匹、白い体に黒の横じまが目立つ魚が一緒になって泳ぎだしました。 シマハギです。 一年ぶりの御対面でしょうか。 すぐに網を準備してシマハギを見ていると、更に潮だまりの底石の間からチョウチョウウオが出てきました。 小さなチョウでナミかと思いましたが、目標変更で採りにかかりました。 底石の間に入られたりして時間がかかりましたが、無事にゲットしました。 背びれの付け根のオレンジがはっきり目立ちますのでもしかするとチョウハンかもしれません。 その後、当初のシマハギを探して、何とか採り込みました。 ここで潮だまりから出てしばし一休みです。 すると、チョウがもう1匹出てきました。 これも網に入れて見てみると先ほどのチョウと同じくらいの大きさ・模様でナミかチョウハンか今のところ断定できません。
この潮だまりでチョウが2匹とシマハギ。 こんなに採集対象の魚がいたことは今までありません。とても珍しい事です。 さて、そろそろ正面の磯に向かおうかと思い始めたころ。 立っていた潮だまりの向かい側の岩の裂け目に魚が動いたのがチラッと見えました。 上の画像で、左上に見える楕円形の白い石の下です。 ちょうど太陽の日差しがいい角度で入ったため、偶然に目に入ったのでしょう。 眺めていると裂け目の縁をその魚がちょろちょろと動いているのが何度か見えました。 早速網を取りだしましたが、魚は岩の裂け目に入り込んで出てきません。 しかしながら、じっと持ていると裂け目の縁までは出てきているのがわかりました。 しばらく待ってから、仕方なく追い出し棒を使ってみました。 追い出し棒はこういう場合あまりいい結果が出たことはありません。 案の定、追い出し棒では魚を出すことはできませんでした。 こうなると警戒心マックスで相当の時間、魚は顔を見せなくなるのが常です。 ところが今日は魚がすぐに出てきました。 それも追い出し棒がイヤになったのか、裂け目を出て潮だまりの中央に出てきたのです。 早速網を出しましたが、底石の間に入り込まれて追うのに時間がかかりました。 それでも裂け目に戻られることなく、何とか網に入れることができました。
■■■■ その魚がこの画像です。 ■■■■
思いも掛けない魚が採れて思わず網を片手にガッツポーズの連発でした。 他に人がいたらおかしく思われたでしょうね・・・。 それにしても小さい。 1.5cmあるかな? あさりと比べるとその小ささは良く分かります。
小さい・・・ 小さい・・・ これはもちろん採集できた実物が小さいということなのですが、もう一つ。 自分が何回か垣間見た、水中にいたサザナミの印象に比べても小さいという意味もありました。 もっと大きくて倍くらいあったように思えたけれど・・という疑念が消えません。 サザナミは縄張り意識が強く、同じ裂け目には2匹入らないだろうし、入っても喧嘩ばかりになるだろうとは思っても、やはりなんとなく納得できませんでした。 暫くの間、潮だまりを凝視していましたが、何の魚も見当たりませんでした。 いつの間にか干潮の時刻が近づいてきました。 そこで予定通り正面の磯に戻ろうと、リュックを背負い、生温くなったお茶を飲みほした時、濃い青の魚が出てきたのに気が付きました。 場所は上の画像の青い網の左側。 そこにはつぶれたペットボトルが沈んでいたのですが、青のペットボトルの脇をフラリフラリと泳いでいました。 二匹目のサザナミです。 何とかこれの採ろうとしましたが、結果は違う岩の割れ目に入り込まれて取れませんでした。 しかしながら、こんな、今迄は目を殆ど掛けなかった潮だまりに、サザナミが2匹、チョウハンらしきチョウが2匹、シマハギが1匹。 これは驚きました。 M半島はこんなに魚影が濃く無いが特徴なのです。
正面の磯にまわっていつもの水路を見ると、少し大きくなったフウライがいました。 採りたかったのですが。警戒心が強いらしく、後姿を確認した後には岩の割れ目から出てきませんでした。
そこで出会った採集家のIさん一家とサザナミのいた潮だまりに戻り、2匹目のサザナミを探しましたが、一緒にいる間には見つかりませんでした。 私は一足先に帰路に着きましたが、どうでしょう? その後サザナミの姿は見えたのでしょうか? 二人で話したのですが、Iさんも正面の磯で昨年サザナミを見つけていますし、私も去年と今年見つけました。 と、言うことは意外とMの磯にもサザナミが着ているのかもしれない。 ただ、彼らの隠れ場所は非常に覗きにくい所であるし、他の魚のようにフラフラと泳ぎだすこともあまりしないし、警戒心が強い。 だから我々採集家が見つけることができないだけなのではないかと・・・ そんな気もしてきました。
ところで、2匹のサザナミを一つの潮だまりで見つけましたが、今一自身で納得していない点があります。それは最初に岩の裂け目にいたサザナミはもっと大きく感じたことです。 実は3匹目のサザナミがいたのではないか? そんな思いが消えません。 近々、確認しに行くようでしょうか?
磯行-4(2013.8.24) |
「土用波がたってるよ」という駐車場のおじさんの声を聴いて磯に降りてみると、その通りに波が高くなっていました。 波に影響されない高い位置の潮だまりを見始めましたが、南の魚の姿は殆ど見えません。 先週より少なくなった感じです。 代わりにメジナの数が多いです。 今年は減りません。 正面の磯にまわるといっそう波は荒れていました。 仕方なく先日トゲの姿があった潮だまりを覗いてみました。 干潮まで時間があったのと高い波のせいで潮だまりにはどんどん海水が入ってきていました。 その白い泡の中にいたのがお馴染みのナンヨウツバメウオの幼魚です。 普通は波間にゆったりと浮かんでいるのですが、今日のツバメウオは大きく揺れる波に激しく揉まれていました。 引く波に連れて行かれてしまう前に、慌てて網に入れましたが、3cm位の極小さな個体でした。
その後はナミチョウ1匹を見ただけで、先週チョウハンを掬った潮だまりまで行ってみましたが、南の魚は見つかりませんでした。
今年の磯はどうにもハッキリしませんが、個人的には、9月になってからの方が期待できると思い込むようにしています。
磯行-3+α(2013.8.17) |
実は8月になってもほぼ毎週末磯に出ていたのですが、3日はトゲチョウ1匹。 10日はフウライらしきもの1匹。 半日歩くと色物は1匹くらいは見つかるのですが、数が見えません。 海藻がまだまだ残っていたり、キヌバリが数匹見つかったりで、意外と海は温度が上がってないのかも等と思ってしまいます。
17日は猛烈な高温が峠を越えたらしく、水の外にいる私にも涼しく感じられました。 もっとも干潮が7時前ということで、6時半に磯に立ったせいかもしれません。 干潮までの時間がなかったので、久々に正面の磯に最初に降りて行き、そこから左側の磯に回っていきました。 久々に回った左側の磯の一番遠い潮だまり。 外洋に近い少し深めの潮だまりです。 良さそうな雰囲気は何時もあるのですが、ほとんど実績はありません。 今日も最初はボラの子の群れが目立つだけでしたが、暫く見ていると、明るい茶色のチョウさんが出てきました。 ナミチョウではありません。 この明るい茶色はチョウハン独特のものです。 チョウハンが取れれば後も期待大。 と、張り切って歩きましたが、結局、チョウハン以外のチョウさんはナミだけでした。 今日も色物は1匹だけでした。
途中でソラスズメダイとタイの子を掬って終了しました。
今日もはっきりしない磯でした。
磯行-2+α(2013.7.7) |
実は3月以降、何度も磯には出ていたのですが、時期的に魚は見えませんし、単なる散歩・ドライブのようでHPには書きませんでした。
6日の土曜日に磯に出てきました。 車で向かう途中から天候が怪しくなってきました。 葉山辺りでは黒い雲が強い風に乗ってビュンビュンと千切れ飛んでいました。 駐車場のおじさんも 「釣りに来た人は皆そのまま帰っちゃったよ」 と言ってました。 確かに、風がもの凄く、歩くのにも苦労するほどです。 手に持った2本の網に風があたってバランスを崩すんですね。 空は晴れていましたが、波が岩に当たって砕けた飛沫で体中グチャグチャ状態でした。 残念ながらそのような磯の状況でしたので、2時間ほど歩けるところだけを見て回っただけで終了しました。
etoさんがsyunさんと磯に出たというのがたぶん6月末でしょうか。 その後も黒潮の位置は一向に寄ってきません。 ただ、オヤビッチャが見られたというのが期待できるところです。 西の外れの、シーズン中に見て回るなかでも一番遠い所にある潮だまりには、そのオヤビッチャ2匹となぜか一群れのカゴカキダイが入っていました。 カゴカキダイは全部で6匹いました。 割合大き目の3cm位のものが中心です。
その潮だまりから正面に向かって歩くと、同じくカゴカキダイが入った潮だまりが1,2見つかりました。
正面に向かって潮だまりを探りながら戻りましたが、こちら側はもろに暴風の影響を受け、風と波で見られる潮だまりは殆どありませんでした。 本当はナミチョウ位見つかるのではと内心期待していたのですが、それはまた次回ということになりました。
磯行-1(2013.3.9) |
やっと暖かくなってきました。 待望のシーズンインまでもう少しです。 9日は20度近くまで気温が上がるという天気予報でしたので、イソイソと磯に出てきました。 勿論、魚は来ていませんが潮の香りを嗅ぎたくなったのであります。 魚を採るつもりはなかったので、網も持たずにデジカメだけを持って磯に降りましたが、磯の岩には苔がビッシリのっていて、まだまだ冬の様相でした。 波も高くて、波打ち際にはとても近よることはできませんでした。 それでも気温は高くて磯はポカポカで温かかったです。 苔に滑らないように気を付けながら灯台下に回り込んでみると、吹き溜まりに小さな魚が吹き寄せられていました。 上から見ると、魚は鮮やかな緑色に見えます。 キューセンか何か、ベラの稚魚でしょうか。 手元に採ってみたくなって網を採りにいったん車に戻り、網を取ってきて掬ってみましたが、良く分かりませんでした。 写真もピンボケでダメでした。 この辺から風が非常に強くなってきましたので、駐車場のおじさんに挨拶して帰りました。 わずか1時間半の初磯でしたが、やっぱ海は良いですね。 今年も楽しみです。