miuraさんと(2010.10.23)
 2010.10.17 満潮

 今年の採集の終了宣言は既に出していますが、久々に行ったM湾に 「ヒレナガハギ」 を発見したことは前回報告しました。 今日(23日)は何とかこれが採集できないかと思いM湾に出かけました。 7時ごろに港について、上から岸壁を覗き込みましたが、ヒレナガハギは見つかりません。 岸壁を一往復しながらじっと覗き込むと、前回見つけた所から数メーター離れた深い位置にヒレナガハギがいるのを見つけました。 上から見ただけですが、黄緑と白の縞がゆったりと揺れていました。 早速、網を取り出して水中に入れてみましたが、ヒレナガハギは直ぐにそれを察して、より深場へ潜り姿が見えなくなりました。 朝日は出ている時刻なのですが、調度、雲が架かって非常に見にくくなっていました。 もう少し明るくなったらまた見つかるだろうと思っていましたが、丁度釣り人の車が入ってきて、これを乗せるために仕立ての船が岸壁に横付けになりました。 これでは全く魚は探せません。 一旦、時間稼ぎをしようと駐車場を出ると、オートバイに乗ったmiuraさんとすれ違いました。 miuraさんに会うのもずいぶん久しぶりです。 今日はヒレナガハギを取る手助けをお願いしていたのです。 仕立ての船も早々にいなくなったので、miuraさんが潜りました。 しかし、視界が悪くて魚は見つかりませんでした。 
 miuraさんが持参されたコーヒーをいただきながら、しばし採集の話しなどをしましたが、やはり、miuraさんの採集魚種は潮溜まり派の私とは全く違ってました。 今日もこれから別のところで潜るというmiuraさんからアケボノをいただき帰宅しました。 画像は上側が三浦さんの勇姿。 下側は私の水槽の、今年の採集魚を中心にした画像です。 左から、数年前からのトゲチョウ(正面向き)、今年採集したニザダイ(成長が早い)、数年前からのセグロ、頂いたアケボノ(上側)、今年採集のナミ、フウライ、トゲ。 今年はナミチョウが今のところ食べてくれてます。 このまま餌付いてほしいのですが・・・。 ここには写っていませんが、ネズスズメダイも元気です。 ただし、体の綺麗な青は既に無くなっています。


あっと言う間に(2010.10.17)
 2010.10.17 満潮

 最後の夏休を取って、M湾に行ってきました。 ヒレナガハギを見るためです。 朝から薄曇りで小雨もぱらついていました。 7時ごろに到着しましたが、雲は切れずに陽の光が射しません。 非常に見にくい状況でした。 岸壁の縁を蟹歩きしながら見ていくと、ヒレナガハギがまだいるのが見えました。 網を出そうとしましたが、直ぐに深いところに潜ってしまい手に負えませんでした。 その他も大きく育ってしまったトゲやフウライでしたから、網で採集するのは無理でした。 もっと粘って網を出してみようかとも考えましたが、何せ天気が悪くてお日さんが出てくる気配がありません。 明るくならないと魚が見えないので、気力がダウンしてしまいました。 
2010.10.17 満潮

 予定ではM湾が終わったらそのまま帰る予定でしたが、時間が早かったので、何時ものKにまわってみました。 勿論、潮は引いていません。 駐車場のおじさんも驚いたようです。 全然採集できるとは思っていませんでしたが、降りた磯は潮が満ちていて、大潮の干潮の時とはだいぶ雰囲気が違います。 干潮だと見る楽しみのある殆どのプールは水没していました。 覗けるプールは殆どありませんでした。

 結局、鯖の良いのを一尾手に入れて終了しました。

 今年は少し早目ですが、公的には終了です。 休日と大潮がマッチしませんので、採集ができません。 海水はまだ暖かいので魚が来ることはあるのでしょうが、私には捕れません。

 今、家の水槽には今年の採集魚として、トゲ2、フウライ2、ナミ4、ニザダイ1、ネズスズメダイ1がいます。 気持ち的にはナンヨウツバメウオとチョウハンがほしかったんですが、ツバメウオは姿すら見られず、チョウハンは取り逃がしました。 極々普通で珍しくも無い魚ですが、M半島ではこんな感じです。 来年はどうなりますか・・・。 ← 鬼すら笑わない!!


基本です(2010.09.23)
 2010.09.20 フウライ ネズスズメ

 20日の月曜日に続いて、今日も出てみました。 天気予報は午前中から強い雨でしたが、7時半過ぎに着いた磯は快晴で雨の心配は全くありませんでした。 日差しも強く暑いくらいでしたが、風が強く、水面が漣だって潮溜まりを覗き込むのは少し大変でした。 前回見られなかった右側の磯の潮溜まりでフウライの小さいのを発見しましたが、この潮溜まりは最も風の影響を受けてしまい、姿を見つけて網を出そうとすると風に吹かれて魚を見失うことの繰り返しで結局採集はできませんでした。 正面に戻ると風の影響はだいぶ少なくなり、落ち着いて潮溜まりを見ることができるようになりました。 今日の磯には全く人がいなくて、それらに気を使うこともいりませんでした。 正面の右の大きな潮溜まりは前回フウライがいたところです。 大体チョウチョウウオは同じところにい続けることが多いので、今日もいるだろうと見てみると、なかなか見つかりません。 何処かへ行ってしまったかと思いましたが、諦めずに15分ほど見ていると、岩の間から出てきました。 だいぶ人影を警戒しているようです。 網を出して両方から挟み込んでもう少しでキャッチと思ったら、足を滑らせて潮溜まりの中へ・・・。 フウライは何処かに飛んでいってしまいました。 越し近くまで海水で濡らしながら、それでもあきらめずに潮溜まりを見続けていると。 今度はトゲチョウがヒョロヒョロという感じで出てきました。 今年は数の少ないトゲです。 こちらは至極あっさりと網の中に入れることができました。 8月に採集したトゲは黄色味が強かったのですが、今日のトゲは赤が強く出ていました。 トゲは採集の基本です。
 誰もいないと思っていた正面の磯に人影が見えました。 おっ、あの白い帽子は・・・。 etoさんですね。 近づくと息子さんと二人連れでいられました。 バケツを覗くと、良いサイズのフウライとチョウハンが入っていました。 息子さんが潜って捕ったようです。 潮溜まりで見るよりも数倍の大きさがありました。  etoさんたちは着たばかりということで、その場で別れて私のほうは切り上げることにしました。 帰り道を運転し始めると、良かった天気は曇り空になり、何より風の影響で海が波立ってきているのが海岸縁の道から分かりました。 etoさん、気をつけないといけないな・・・などと思いながら磯を離れました。
*イソヌカカ、調べてみました。間違いありません。これに刺されていたんですね。


初物です(2010.09.20)

 9月末の三連休ということで、一番潮の引く今日、磯に出かけてきました。 横浜地方は9時19分の干潮で58cm。 条件はあまり良くありませんが、今年は週末の休みに大潮が重なる日はもうありません。 etoさんのHPによれば、ナミチョウの他にフウライがだいぶ出ているようなので、今日はフウライとナンヨウツバメウオを狙い目にしています。  駐車場の入り口で、駐車場のおじさんが飼っている子猫を危うく轢きそうになりながら到着した磯は薄曇で無風。 いい具合でした。 正面の磯はまだ潮が引ききっていなかったので、左側の磯に回ろうと波打ち際を歩いていると、大きな岩の周りを泳ぐフウライチョウチョウウオを発見しました。 暫くの間、ちょっかいを出してみましたが、採集できず。 もう少し潮が引いてから再度挑戦ということで左側の磯に回りました。 結果、何も採集はできなかったのですが、私のHPを見ているという採集家の方に出会いました。 今日は潮溜まりで、すでににフウライを取っておられていて、この後潜ってみるとのことでした。 その後の成果はどうだったのでしょうか? お名前も聞かずに失礼しました。 良かったらBBSに今日の成果を書き込んでみてください。 2010.09.20 フウライ ネズスズメ

 さて、私の方は正面の磯に戻り、先ほどのフウライを探してみましたが見つかりません。 潮もだいぶ引いてきたので何処かへ行ってしまったようです。 仕方なく、いつもの細い水路に移動して眺めていると、大きめのフウライが一匹見つかりました。 そのフウライを採集したころにはなぜか疲れてきて、このまま帰ろうかと考えました。 それでも折角来たのだから右側の潮溜まりを途中まででも見てみる気になり、周ってみました。 右側の最初の大きな潮溜まりに小さめのフウライが入っていました。 ナミチョウも何匹か見られましたが、フウライもだいぶ到着しているようです。 二つ先のプールまで行くことに決めて、途中の小さな、内陸よりのプールを見ていきました。 最近、この内陸よりの小さな潮溜まりにも魚が入っている場合があることを覚えたのです。 その一つ、畳半畳ほどの潮溜まりを見たら、小さな青い魚が動いているのに直ぐ気がつきました。 この辺で青い小さな魚というと、ソラスズメダイなのですが、この魚の青は少し薄く、水色に見えました。 早速網で掬ってみてみると、初めての魚でした。 水色の線が頭の両方に走っていて綺麗な魚でした。 この魚はスズメダイ系であることは分かりましたが、名前は分かりません。 syunさんかetoさんのHPに出ていた気がしたので、家に持ち帰って確認することにしました。 今日はそこでUターン。 採集を切り上げました。

 家に帰って調べてみたところ、このスズメダイは ネズスズメダイ と分かりました。 全長、15mm。 額の水色の線がとても特徴的です。 大きくなると、この種の性質でこの色合いは消えてしまうそうですが、暫く水槽で観察してみようと思います。 性質が分からないので、他の魚と一緒に泳がせて良いのかがよく分かりません。


どうなんでしょう・・・ (2010.09.05)

 8時半の干潮にあわせて少し早めに家を出ました。
 珍しく曇り空!! 磯の天気も晴れたり曇ったり。 日差しは超強烈。
 採集した魚は無し。 大き目のナミチョウを見ただけです。 
 どうなんでしょう・・・。 今年はこんなもので終了へ向かうんでしょうか?
 何だか寂しい感じの磯になってます<。
 という訳で、今日は画像もなしです。


平日の磯です (2010.08.10)

2010.08.10 極小トゲチョう  今年はあまり潮まわりが良くなくて、週末が大潮というのは少ないです。 今日は休暇を取って磯に出てきました。 台風の影響が心配だったのですが、結果的には雨、曇り、快晴がくるくると目まぐるしく変わりましたが、採集には何の問題もありませんでした。 
 採集のほうは正面の狭い水路でナミチョウ。さらにその先の、前回はご婦人に独占されたところで、極小のトゲチョウ(画像の左端)。 これは自分でも良く見つけたと思います。 1cmの極小サイズで、トゲ独特の黄色い色もまだはっきりしないほどです。 
 今年のナミチョウが多いのは変わっていません。 今日も数匹のナミチョウを見つけました。 ただ、サイズにはかなりの差が出ています。 画像の右端に移っているニザダイは左側に回った、いつも覘く小さなプールで捕りました。 このプールは10年以上前に息子とチョウチョウウオを捕ろうと四苦八苦したプールで、ここに来ると必ず覘かないと気が済まないところです。 今日は珍しくここに沢山の魚が入っていました。 このニザダイ。 カゴカキダイ。 巨大なソラスズメダイ。 ナミチョウ。 イシダイ。 
 特にソラスズメダイは今まで見たこと無いほどの大きさでした。 ソラスズメダイはメダカ程度というイメージでしたが、ここにいたソラスズメは6〜7cmありました。 もしかすると誰かのリリースものかなと思いました。 他の魚との相性も考えて連れ帰りはしませんでした。 

 磯の潮溜まりはカゴカキダイやニザダイやギンユゴイ、それにオヤビッチやスズメダイ系も沢山見られ、しかもだいぶ大きくなってきています。 アッ、なお、今回は岩場で滑って転ぶことはありませんでした・・・。


二度目の磯です (2010.08.10)

2010.07.24 初磯
 前回の、初磯の書き込みが淡白でありましたので、今回は少しネバッ濃く行きたいと思います。 が、内容はほとんど魚に無関係です・・・。

 炎天の日が続いておりますが、7月最後の大潮ということで、イソイソと磯へ出ていきました。 いつもの磯の正面へ向かうと、例年、フウライやトゲの実績のある小さな潮溜まりには手網を持ったご婦人が膝まで水につかりながら何かを採集している最中。 そばで見ていると、どうやら小さな海老を掬っているようでした。 みんなの磯は先着者優先ですから、手前で小さな水路を覘いてみました。 すぐに、ナミチョウが二匹でジャレているのを見つけ、それを採集しながら場所があくのを待っていました。 が、どうやら夫婦連れだったらしいご婦人は潮溜まりから出る気配がありません。 だんなの指示の元、潮溜まりの岩を足で動かしながら、「かき揚げ用」の海老を取り続けていました。 採るのは良いけど、岩は動かさないでほしいな〜と内心思いながら、左手の岩場を見るために移動しました。 
 左手の磯でも、ナミチョウが何匹かいるのを見つけました。 今年はナミチョウが多いのかもしれません。 カゴカキダイやニザダイやギンユゴイ、それにオヤビッチやスズメダイ系も沢山。 磯の潮溜まりは随分賑やかになっていました。 その後、正面に戻ってきましたが、期待の潮溜まりはすっかり濁っていて魚は発見できませんでした。 代わりに、先ほどナミチョウを採った水路にもう一匹ナミチョウがいるのを見つけ、せっかくなのでこれも採集。 次いで右側へと向かいました。
2010.07.24 足の怪我

 右側の磯は毎年メインになる期待の潮溜まりが多いところです。 いい魚がいるのではと想像してイソイソと向かいましたが、その入り口で、いきなり岩のコケに足を滑らせ転倒。 岩にかけた右足が滑ったのですが、前に倒れて足の膝下を強打。 激痛の結果は写真のとおりです。 膝の真上と少し下を切って出血してしまいました。 今年の磯は黒や黄色の海草が多く残っているし、緑の海苔上のコケも多くて気をつけていたのですが、油断しました。 磯足袋を使っているのですか、底のフェルトが経年によって大分平らになっているのも分かっていてメンテしなければと思っていたのですが、ついついサボってしまった結果です。

 今、採集で履いているのは釣具店で「磯足袋(?)」という名前で売られていたもので、底がフェルトでできています。 これは、昔、鮎の友釣りが趣味だった父親が履いていたのを思い出して使い始めたものです。 大変に良くできたもので、磯の岩場でもまったくすべることはありませんでした。 しかし、父親は何年かに一度、底のフェルトをヤットコで剥がし、新しいフェルトを切り、膠のような接着剤で貼り付け、木槌で叩いて付け替えていました。 そうしないと滑り止めの効果が悪くなるんだと、私に説明したのも覚えていました。 でも、ずぼらな私は滑りやすくなってきたのを感じながらも、その修理のところを先延ばしにしていたのです。 その結果が今回の怪我になりました。 まったく反省しきりです。 次回までには修理していきたいと思っています。 たぶん、私の場合はフェルトを張り替えるような器用なことはできないので、フェルトを剣山のようなもので引っ掻いて、底に詰まった細かなごみを落としながら毛羽立たせるようなことしかできないと思います。 (以上は、「私の昭和三十年代」の話のひとつとして・・・) 怪我の方は二箇所からの出血・擦過傷と強い打ち身でした。 それにしても今年の磯のコケ(海草)の繁殖はおかしいです。 季節が一ヶ月くらいずれてます。 磯歩きをする人は普段より注意が必要なようです。 
 ところで、家に帰ってから傷の手当をしたのですが、消毒して軟膏をつけガーゼで押さえるという普通の方法でした。 ここで、新しい考え方の傷治療があることを思い出だしました。 勤め先の保険ニュースに出ていたものでした。 それは、傷口の消毒を一切せず、軟膏などの薬を使わず、ガーゼも使わないというものです。 調べてみるとそれは 「モイストヒーリング」 と呼ばれるもので、日本語では「湿潤方」といわれてます。 要は、消毒や薬やガーゼに頼らず、返ってそれらは傷の回復を遅くするということを基にして、傷を水で十分に洗った後に、ラップ等で傷を押さえるだけのものです。 傷口から出る「体液」をそのままにして、自然治癒力で直したほうが、早く直り、痛みもなく、傷跡もきれいになるという事実から出たものでした。 それ用の傷絆創膏も発売されているということで、早速それを購入して使用しました。 私の、40年来の愛読書 「ドクターヘリオットのおかしな体験」 の中でも同様な方法で大きな傷を治したという話が出ていました。 ただし、彼は獣医です。 

2010.07.24 おにぎりケース そんな訳で右側の磯回りは断念しました。 適当な岩の上に腰をかけて、手作りしてきたおにぎり弁当を食べました。 このおにぎりは100円ショップで見つけた、おにぎり作りケースで作ったものです。 ケースの底にのりを敷き、ご飯と具を入れて蓋をし、左右に少しゆするとおにぎりが出来上がり、そのまま持ち出せます。 便利物です。 磯に出たときにはコンビニで弁当を仕入れていくのが常套でしたが、内容はともかく手作りのほうが自分には合うな、良いなと思っいぇ、使い始めました。 男のやることですから、おにぎりには梅干とありあわせの魚肉ソーセージの輪切り炒めを入れました。 誰もいない磯でこんな昼を食べているだけで、なんとなく満足した磯歩きでした。 ちなみにおにぎりを食べていた足元の小さなプールにもナミチョウがいたので、ついつい採ってしまいました。 

 2004年もナミチョウが異常なほどいたことがありましたが、この年は最終的には不漁でした。 今年も同じようになるんでしょうかネ。


また始まります (2010.06.26)

2010.06.26 初磯
 今年の最初の磯です。
 最初に覘いたところにナミチョウがいました。 季節柄、キヌバリが非常にたくさんのいましたが、よく見ると、カゴカキダイの小さいのやコトヒキの小さいのもいました。 水路には蛸もいました。 チャガラも初夏の魚ですが、採ったことはありませんでした。 今日は、珍しく一匹だけでいましたので、採ってみました。 なかなかかわいい魚です。