過去るのみ (2004.11.23) |
ってな事をグズグズ言っても仕方なく。 今年の締めとして、今日、ホンの少しの時間だけ磯に出てきました。 朝6時に家を出て、磯には7時半前に着きました。 駐車場のおじさんに 「今年の最後かな・・・」「12月にも大潮はあるよ」「もう寒くって」「ハハー そうか」 いつもの磯を左から右へ早回りしました。 予想通り、熱帯系の魚は当に姿を消し、かろうじて「ギンユゴイ」「オヤビッチャ」が見られただけでした。 覗きこむプールは海藻が生えだし、冬のプールの常連「アメフラシ」が姿を見せ始めていました(少し数は少ないけど)。 オッと例年と違うことが一つ。 ここ2,3年は最後の磯で必ずひっくり返って痛い目に会っていましたが、今年の最後はコケずにすみました。 来年にはいいことがあるかもネ。
今シーズンはいったい何回磯に出掛けたのでしょうか。 多すぎてではなく、少なすぎて分かりません。 出足順調にシーズンインしましたが、その後、第二陣がサッパリ漂着せず、秋口に期待していたら、大潮に合わせたかのような雨と台風。 私目、仕事の関係で、台風襲来時には会社に出ることが多いのです。 私的な事情も絡み、ハッと気が付けばシーズン真っ盛りは当に過ぎ、もう冬でありました・・・。
結局、掬おうとする魚は全く見られず、9時前には駐車場から帰路につきました。 おじさんは猫の餌やりに一所懸命でした。 また来年来ると思いますから・・・。
死滅海水魚は沖のほうに去ったようです。 季節が移れば毎年のことでありますが、今年はなぜか非常に残念です。 磯に余り出られなかった自分に対してでしょうか。 これも例年のことではあります。
逆周り (2004.08.14) |
調べてみたら、なんとチョウハンを採集したのは4年ぶりでした・・・。
今期、三回目の磯です。 行き先はワンパターンのKですが、これまでは左側の磯を初めに見て体力を使いきり、右側の磯へは行けなくなるというパターンでしたので、今日は反対に右側の磯に下りて戻ってくるという道順で磯を歩きました。 坂道を降りたところの入り江を回りこんで最初の大きな潮溜まりを覗いてみると、明るい濃い茶色のチョウがさっと姿を隠すのが見えました。 チョウハンだナ・・・。 この潮溜まりは浅いのですが、海側の縁に深い切れ込みがあって、ここに逃げ込まれると採集することが出来ません。 昨年も苦い目にあっています。 チョウハンはそちら側に逃げ込んでいます。 余りちょっかいを出すと二度と出てこなくなる恐れがありますので、ソッと潮溜まりを出て遠くから観察してみました。。 その潮溜まりにはチョウハンのほかにナミチョウが二匹入っているのが確認できました。 そこはそのままに他の潮溜まりや奥の入り江の辺りを見て回りましたが、ナミチョウ数匹とトゲチョウを発見できました。 いずれも入り江で見つけたため、網を出したとたんに踵を返して遠くへ去ってしまいました。 小一時間も経ってからチョウハンのいる潮溜まりに戻ってみました。 見るとチョウハンは切れ込みのある縁とは反対側に出ていてナミチョウとジャレあっていました。 二本の網を使い、チョウハンを反対側に逃がさないようにして短時間で採集することが出来ました。 久々のチョウハンです。 その後、左側の磯にもまわって見ましたが、ナミが見られただけで他のチョウは見つかりませんでした。 それに磯は休みの家族連れで賑わっていてユックリ魚を探すような状態ではありませんでした。 もう暫くして学校の休みが終わってからユックリと探すほうがいいようです。
一緒にいたナミと並べてみるとその違いが良く分かりますネ。
台風一過の磯 (2004.08.01) |
逆進台風が紀伊半島をかすめ、四国縦断後広島付近に最上陸したこの週末であります。 いつもは磯行きは土曜日が多いのですが、この台風の影響と結婚式によばれていた為に日曜日に磯行きを行うことにしました。 磯に着いて見ると若干の風が残っていましたが、何とかなりそうです。 いつもの坂道を正面に降りていって、いつもは覗かない、雨水の水溜りか潮溜まりか分からないような所を除いてみました。 ニザダイ系の魚がいます。 前回着たときにはニザダイが沢山いましたので、今日も残っているのかとも思いましたが、何と無くニザダイとは違うような気がします。 色が少し白ッぽいのと背鰭の第一条が伸びているのが目立ちます。 とりあえず採集して家で調べることにしました。 それから左の磯を回り干潮の時刻を待つことにしました。 左の潮溜まりは台風の所為かあれほど沢山いたニザダイとナミが殆ど姿を消していました。 代わりに場所によってはアンドンクラゲが出ていて、うっかりと足を潮溜まりに入れるのにも注意が必要になってきました。
左の写真がニザダイ似の魚です。 調べたところ、やはりニザダイだったようです。
干潮時刻に近づき正面の磯に戻ってくると、ナミチョウが何匹か残っていました。 前回に比べ数は少し減ったようですが、それでも例年よりはまだまだ密度が濃いです。 そんなナミチョウが二匹、小さなプールでじゃれているのを見ていたら,横手からフウライが現れて三匹で喧嘩を始めました。 ナミチョウとフウライというのはどうも仲がよろしくないようで、磯でも水槽でもよく喧嘩をします。 今年初めてのフウライですからこれを採集し、喧嘩相手にナミも一匹採集しました。 その後に右手の磯にまわり、やはりナミを何匹か確認しましたが、網を伸ばすことはぜず、時間も大分経ったので途中で引き返し、帰路に着きました。 最近、淡白です・・・。
初陣・・・ナミニザ、ナミニザ (2004.07.17) |
車の不調や女房殿の海外遠征で出掛けることの出来なかった磯にやっと今日出掛けることが出来ました。 例年に比べて2ヶ月の遅れでしょうか。 行き先はいつものKです。 到着した8時頃には霧が深く曇っていましたが、10時ごろからは良く晴れてきました。 まず正面の磯に下りて30cmまでに育ったナンヨウツバメウオ2匹をリリースし、左側の大きな水路から見始めました。 すぐ目に付いたのは ニザダイ の群れ。 ニザダイは毎年良く見ますが、群れになっているのを見ることは余り無い魚です。 チョッと網を出しましたが大きな水路でしたのですぐに散ってしまいました。 水路を上がって、そのまま左側の潮溜まりを見始めましたが、ここでもニザダイが沢山いました。 殆ど全ての潮溜まりにニザダイが入っています。 それも単独ではなく、10匹くらいの群れで入っています。 こんなにニザダイがいる磯は初めてです。 今年は少し潮溜まりの様子が違うようです。 いつもの狭い水路を跳んで渡って、例年チョウがいる大き目の潮溜まりを覗いてみました。 またもニザダイですが、暫く見ているとチョウが一匹いるのを発見しました。
ナミチョウ です。 初めての磯行きでチョウを見つけるとはさい先良いと、早速網を取り出しましたが、ヘタですから、小一時間粘りましたが奥深い岩の割れ目に逃げ込んだチョウを採ることは出来ませんでした。 今年も一年ヘタのままかな〜・・・。 隣の幅広い入り江は干潮時に小さな深さ20cm位の潮溜まりを作ります。 ここもチョウの実績がありますので、覗いてみるとナミチョウが又いました。 この場面で逃すわけには行きません。 今年の初のチョウはこのナミチョウになりました。 空バケツに海水を入れるために入り江の水際まで行ってみると、この水際にもナミチョウがいました。 一箇所で2匹のナミチョウを採ることが出来ました。 そのまま左側の潮溜まりを一周して正面に戻り端から潮溜まりを見てみると、すっかり潮の引いた潮溜まりには沢山のニザダイが入っています。 更によく見るとナミチョウがいたるところにいます。 洗面器ほどの大きさの潮溜まりにも入っていますし、チョッと大き目のところには2匹3匹と入っています。 これだけ密度の高い状況は経験がありません。 次々と採集して、結局6匹のナミチョウを採集することが出来ました。 採集しなかったものまで入れると15匹くらいは確認できました。
今年の初陣は、ナミチョウとニザダイのラッシュでした。 ニザダイはともかく、ナミチョウの濃いのには驚きました。 こんなことは今までありませんでした。 考えてみると、ギンユゴイやカゴカキダイ、オヤビッチャ、磯スズメダイの数と成長具合もとてもいいものがあります。 黒潮の上昇が早いと言う話も聞きますので、今年は期待していい年なのかもしれません。
初陣・・・撤退 (2004.06.06) |
6月5日の朝、磯に出掛けることに決めたのは1ケ月も前からです。 この時期、まだまだ魚は着ていませんが、本格シーズンの足慣らしも兼ねて出掛けることにしたのです。 潮は大潮。 干潮は12時過ぎに −8cm。 真夏なら最高の潮加減ですが、今日は足慣らしで十分です。 朝6時、少し遅めに出発しました。 ここ数年来と同じように軽自動車で出発です。 1時間もすれば、いつもの磯に到着と考えていたのですが、走りだすとどうも車の調子がおかしいのです。 全体の音が大きい。 ゴロゴロいってる。 エンジンかな? 良く聴いていると、エンジンではなく、シャフトのようです。 更に何秒かおきに、カターンという音も聞こえてきます。 まぁ〜、何とかなるだろう。 とにかく行ってみよう・・・。 でも、でも、「ゴロゴロ、カターン」。 なんだか心配だな〜、「ゴロゴロ、カターン」って。 エエイッ、止めジャァー。 これでは落ち着いて運転できんワ!・・・。 という訳で、出発15分後には我が家に引き返しました。 帰ってからエンジン音を確かめると、エンジン自体からは異音は出てませんでした。 やはり音はシャフトから出ているのに間違いありません。 これはダメだな〜。 寿命かな〜。 因みに走行距離計は 93000km。 寿命か!
しかし、これは大変です。 磯へ行けなくなってしまいました。 車がオジャンになるなんて予想外ですから・・・。 魚採りの前に車取り。