2002年採集終了宣言 (2002.11.23) |
今シーズンの採集は終了です。 ついこの間始まったばかりだと思ったのに、もう終了の時期になってしまいました。 今シーズンは何回磯に出たんでしょうか。 週末採集組みには潮回りが良くなかったですね。 それでも10回は出たんでしょうか。 成果という意味ではとってもおかしな年で、例年採集できていたトゲが採れなかったり、セグロが採れてみたりしました。 全体的には、私としては不調の年でした。 もう一皮剥けないとこのまま終わってしまうかもしれません。 採集シーズンが終わったといっても多分これからも何回か磯には出ると思います。魚採るだけが磯の遊び方ではありませんからね。
二匹目のセグロとSさん (2002.09.21) |
今日からの三連休は潮加減良し! 遠出しようかとも思いましたが、予定変更で地元のお馴染Mへ行きました。 7時に着いて駐車場から船着場へ。 最初の角から覗き込みます。 すると真下にセグロチョウがフワフワと泳いでいます。 8月21日に同じMで採集してから丁度一ヶ月目で再びご対面です。 早速網を入れますが全く網を怖がりませんので、すんなり押さえられましたが、またまた岸壁から離れません。 エイヤッで網を上げても掬えません。(前回と全く同じ、成長しないやっちゃ!) モウモウたる濁りを暫し避けて他を見て回ると、トゲが沢山出ています。 大小合わせて7〜8匹でしょうか。 網を出しますが全て逃げられました。 もうここでトゲを採るのは無理かもしれませんネ。 サァーて明日は何処へ行こうかな???
そんなことをしていると、手ぶらで散歩にでも来たらしい人が水面を覗き込み始めました。 話をしてみると採集家でSさんという方でした。 ウエットを着て潜って採るそうでもう十年もしているとのことでした。 暫くの間、採集や飼育の話をして、Sさんは潜る準備を、私は再びセグロのところへ向かいました。 ここで採れないとみっともないな〜などと考えながら覗き込むと、セグロは少し上に浮いて来ていました。 何とか網で押さえ込み、上下に揺すって魚を岸壁から離して取り込めました。 Sさんは丁度その頃エントリーの準備ができて海に入っていきました。 もう私の方は手を出せないのでSさんの採集を上から見ていましたが、あれだけ私がおちょくられたトゲを次々にゲットしていきます。 なんとも潜る人にはかないません。 Sさんから一匹トゲを頂いて私の方は先に帰路に着きました。 貰えるものは何でも貰う。 基本ですな!?
自分で採れなきゃ (2002.09.08) |
そこそこにチョウチョウウオは発見出来ているのですが、特にトゲチョウに関して言えば、何故か私の水槽にまでお連れできたトゲチョウは今シーズンはまだ無いのであります。 8月4日「しょっぱい、しょっぱい」で書いたように、初トゲは捕らえたものの謎の☆印。 それ以来トゲは何度も見ているのに網には入ってくれないのです。 今日もMで4匹発見しましたが、結局は採集できませんでした。 ドッと疲れが出て帰ろうかと思いましたが、折角ここまで出てきているのでと、地元X氏 (仮名) に電話をしました。 暫く電話のベルがなった後、X氏の小さな声が・・・。 「もし、もし。 Xです。」「アッど〜も、sawadaです〜。 仕事ですか〜?」「今、床屋さん。 髪切ってんノ。」「(なんだ〜、仕事じゃないんだ。 話しても良いな〜 ← オイ、オイ) これから如何するの・・・。 んじゃ、その時間にあそこでね〜」 海で会う約束をして、時間に合わせて向かいました。 そこは潜るところで磯ではありません。 端から私が採集できると処ではないとわかっているので、網も持たずホテホテと歩いて崖を降りていきました。 一直線の堤の上から見てみると、割合岸に近いところで潜っているX氏を直ぐに見つけることが出来ました。 「オ〜イ、Xさん。 何かいる〜?」 気がついたXさんが、なんと日の丸の旗を振りながら、「セグロー!」 私のために日の丸の旗を用意して潜っていてくれたなんて、思わず涙目の私であります。 が、どうやらそれは潜っていて見つけたらしく直ぐにポイされてしまいました。 それを見ていて、ハタと気がついた私は、「Xさん、トゲいる〜?」 「トゲ要るの?」「要る要る!」「丁度1匹採ったから〜」 自分で採れなきゃ、誰かに採って貰う。 それしかありません!。(キッパリ) 水から上がったXさんの生簀にはトゲとセグロが1匹ずつ入ってました。 セグロは丁度子供と大人の間くらいの大きさと模様でとてもキレイでした。 トゲは画像のとおりであります。
たかだか魚を貰った話をこれだけ劇的に書く私って・・・、X氏のリクエストでもありますし。 マッ、イイカ
X氏の話によると、モンツキハギが群でいたり、チョウではトゲが多いとのことですが、ツノダシやハタタテは見えないそうです。 どうも今年の魚ので方は普通ではありません。 X氏といつも一緒のY師匠は近所のお祭りの準備で、今日は来ることが出来なかったそうです。 後でX氏はきっとY師匠に電話して「セグロ採れッちゃったよ〜、1匹だけ〜」 と言うことでありましょう。 そのお二人はI方面に高齢 (← 間違い'恒例') の野宿採集ツアーに出る計画があるそうです。 一緒に連れて行ってもらいたいような気もしますが、採集スタイルが違いますのでどうしませうか・・・。 その後、潜りながら隣の浜まで行くというX氏と別れた私はバケツさえ持って来ていなかったので、周りに落ちていたペットボトルを拾い集め、それに海水を汲み、貰ったトゲ君と一緒に両手に抱えてバケツのある車のところまで戻ったのであります。
タツノオトシゴ (2002.08.25) |
この土日は潮が引かないと勘違いしていて、潮時表を見て慌てて出陣と決めたのです。 24日の最初は何時ものM。 あわよくばセグロの二匹目をと目論みながら岸壁を除いてみると、ナミチョウが二尾、トゲが三尾、ヤガラ、コロダイ、カゴカキダイ、イシダイ、オヤビッチャetc。 これは採り放題ではないですか!。 グフッ。 早速と網を伸ばし始めると、駐車場の方から真っ黒に日焼けした若いカップルが登場し、岸壁の端で短い網で採集を始めました。 これから潮が引くので不利だろうな〜などと思っていると、「何採ってるんですか〜」と、女の子の方から聞かれました。 「アッ、イエッ、ソノ。 ト、トゲチョウを〜」 若い子 (失礼、女性) と話す機会のないオジサンはドモル。 「私たちはアミメハギです。 食べるの!」 ク、食えるのか、アミメハギって。 どちらにしても専門分野が違うようなので分かれてそれぞれの採集に入りました。
翌日は予定にはなかったのですが、トゲチョウの姿が目に浮かぶので、朝4時半に家を出発しMへやってきました。 ところが港は満潮で岸壁の下20cmまで海水がきてます。 小1時間見てたのですがチョウは見えないため、一端、家に引き返しました。 家で少し用事を済ませ9時半に再度Mへ向かって出発。(← われながら良くやる) 海面はだいぶ下がっていてトゲチョウとナミチョウを発見しましたが、どうも上手くいきません。 網を出すとさっと深みに入ってしまって出てきません。 そうこうしている内に掬ったのが画像のタツノオトシゴ(だと思う)です。 明るいチャイロをした中々のハンサムボーイ(?)で頭の上の大きなコブシ状の角が気に入りました。 これも採集を初めて以来、初めて採ったものです。 しかしトゲチョウは採れません。 そうこうしている内に「チョウチョウウオ採れました〜」と現れたのは昨日も会ったあのカップル。 「イヤ、アノ。採れなくて・・・(恥ずかし!)」 「アッ、これ凄い。タツノオトシゴですね〜」「そ、それは実は私が見つけたんじゃなくて違う人が教えてくれて・・・。マッ、イイカ」 とりあえず面目躍如で彼らは去っていきました。 その後に現れたのは荒崎から回ってくれたmiuraさん。 事前に電話していたのです。 miuraさんの助けも借りて再びトゲチョウを狙いましたが、どうにも採れずジ・エンド。 こんなときもあるさ! 帰り際に採集した3cmのサザナミフグを海に返し、miuraさんに麦飯石を渡して本日二回目の帰路へつきました。 それにしても今回は色んな人に会いました。 例のカップル以外にも去年少しだけ話をした採集家の方、家族を連れて車に泊り込んで海へ旅行する方、色んな人がいました。 これでチョウが採れていればいうことない採集だったのですが。 エッ、今回採れなかったのは、例の彼女の水着姿に目が眩んだんだろうって? ナ、ナニを仰いますやら。 ト、ト、トンでもない(多分)。 ヨッシャ〜 次回は名誉挽回で頑張るぞ〜。(^^;) ところでタツノオトシゴの餌は如何したもんかな〜。 イサザアミなんて売ってないし。 冷凍ブラインシュリンプ食べてくれるかしら・・・。
2時間後私の生簀は空っぽのまま (← ヘタ!) 磯まで回ってきた彼らの生簀には、アミメハギ、ヤガラ、ハゼ、イシダイ、オヤビッチャ・・・沢山。 更に手にしたビニール袋には大きな蛸が・・・。 「スゴイ採れたね〜」と、私。 「蛸は刺身にするん。 クラゲもいるよ。 てんぷらで食べるの〜」と、彼女。 食べるな! 何だかとっても疲れてしまって、この後Kにも回りましたが1時間もいないで家へ戻りました。 ナンダカナ〜。
初めてのチョウ (2002.08.21) |
私の夏休みは19日から21日でしたが、台風の影響で帰省も取り止めにせざるを得ず「ナンナンカナ〜」と腐っておりましたが、今日だけは予定通りetoさんとご子息のユーマさんとの合同採集が出来ました。 風も止んだ朝5時半に家を出発です。 etoさんとの約束はKに7時半ですから早すぎるのですが、道が渋滞する前に磯に行きたいのと先にMの様子も見ておきたかったのです。 6時半についたMは風も無く水も澄んでいて良い具合です。 何時ものとおり先端に向かって歩いていくと、漁船の停泊用のロープにヘラヤガラのペアやアミメハギが着いています。 途中少し左に折れたところでは石鯛の子供が二尾じゃれてるのを横目で見ながら一度先端まで行って、それからユックリ引き返して来ました。 先ほどの石鯛を見ていると、脇からナミチョウが二尾出てきて四尾でツンツクやりだしました。 実はこのナミと石鯛は前回来た時にもいて今日も必ずいるだろうと思っていたのです。 早速網を伸ばしてナミチョウうを採ろうと身構え水中を覗いて彼らの動きを追いだしました。 するとその直ぐ脇に、丁度、白地の三角定規または三角錐に黒い模様の付けたようだ小さな魚が現れました。 瞬間的に 「セグロだ」 と感じました。 目標変更です。 こちらを狙って網を出します。 余りに小さいためか網を殆ど恐れることも無く、割合簡単に網に入ったように見えましたが、これからが大変。 全く岸壁から離れないのです。 ソラスズメのようにジッと岸の牡蠣ガラやカイメンの根元にへばり付き網の中に出ません。 痺れを切らして エイッ と網を上げると入っていません。 代わりにまたハオコゼが入ってます。 ヤナ雰囲気! 濁りが消えるのを待って、再び出てくるのを待って、作戦を持久戦に変えました。 網を伏せてから粘りの勝負をしようというわけです。 向こうも岸に付きっ放しでどれくらい我慢できるか。 こちらがどれだけ我慢できるか。 再び出てきたチョウを慎重に追って網を伏せ、上から覗き込むと確かに網の中にいます。 隙間が出来ないように網を岸に押さえつけ待つこと5分、10分、出てきません。 牡蠣ガラの隙間からチラチラと姿は見えるのですが岸からはなれて網の中へ泳ぎだす気配はありません。 網を押さえうけている腕が痛くなってきました。 エエイッ、こちらの負け! と思いながらも、網を岸に沿って上下に少し動かしました。 動かす気配でチョウを岸から放そうという作戦です。 何度かやっていると流石のチョウも不安になったのか少しずつ岸から離れ始め、やがて網のふちに巻いたホースの幅を超えたところで一気に引き上げました。 (実際にはここにいきつくまでに小1時間掛かってるんですが・・・。)
そうして採集できたのが左の画像の右のチョウです。 掬い上げて目の前にしたチョウの感想は 「あれセグロじゃない?」 尾鰭や背びれの回りのオレンジがとても目立って、セグロという感じがしなくなったのです。 「もしかしてニセフウライの子供がこんな感じかもしれないな」 などと感じたりもしました。 どちらにしても私の採集経験では初めてのチョウには間違いありません。 魚の名前はetoさんに聞けば分かります。 とっくにetoさんとの約束時間は過ぎてましたので、急いでKに向かいました。
ところで、私が最初にMで採集したチョウですが、帰って図鑑等で確認して99% 「セグロチョウチョウウオ」 だと思います。 決め手は山渓カラー名鑑P386のセグロ幼魚の写真で、アイバンドから背びれの立ち上がりに特徴が出ています。 図鑑の解説にある体調3cmは誤りだと思われます。 この写真はもっと小さな頃の写真でしょう。 左の画像で1円玉やアサリとの対比で大きさを想像してください。 一口に言うと 「小指の爪サイズ」で1cmくらいでしょう。 水槽の隔離籠に入れましたが、落ち着いたらしくフウライと喧嘩しながらもアサリポンを突き始めました。 昨年、同じMでセグロらしき魚を見て 「もしセグロなら三浦も捨てたもんじゃない」 と書きましたが、これで本当に 「捨てたもんじゃない」と言えそうです。
40分遅れで着いたKの駐車場にはetoさんの車が一台だけ。 駐車場のおじさんにetoさんの行った方向を聞くと真っ直ぐ正面に向かったということなので早速後を追います。 正面の磯に降りるとetoさん親子が見えます。 なにせ他に人がいないのです。 「遅れまして〜」 「何か見つけたら遅くなると思ってましたよ。 何かいました?」 「セグロ〜と思ったんですけど違うみたいです」 「どれどれ・・・」 早速さっきの魚を見てもらいました。 「セグロじゃないの」 とetoさん。 「カワイイナ〜」 とユーマさん。 一頻りセグロかニセフウライかの話をして、「ここには何かいましたか?」 と私。 「フウライがそこに、ナミがむこうに・・・。」 やっぱりetoさんは凄い。 きっちり魚見つけてるんだから。
今年はまだフウライも採ってないので場所を教えてもらってすんなりゲットした後、向かって左の磯へ三人で向かいました。 残念ながら左の磯では何も見つからず、台風で魚が散ったのかもしれないなどと話ながら正面に戻りました。 確かに左の磯の水やプールは綺麗だったのですが、魚もキレイにいなくなってました。 正面に戻って、「ナミチョウも欲しいと」 という私を手伝ってくれたetoさんと二人でこれを採りましたが、ナミチョウもetoさんの追い出し棒と網、私の網二本で囲まれてはすんなり自ら網に入るしかありません。 左の画像が採集した三尾です。 右の画面を見ると、最初に採集したセグロらしきチョウとフウライの差が良く分かりますね。 その後、右側の磯も回りましたが、ここでも目ぼしい魚は見つかりませんでした。 磯の端でetoさんの話やユーマさんの学校の話などお喋りをして、更に磯を回るというetoさん親子と別れ、私は帰路に着きました。 四時間弱の合同採集でしたが、平日採集に切り替えたetoさんとは半年振り(?)、ユーマさんとは一年ぶりの楽しい採集でした。 アッ、そうそう、最後にetoさんから超秘密のV○Rを秘密厳守でと約束して頂きました。 なんなんだろうこれは・・・。
小さな魚たち (2002.08.10) |
今週末からお盆で帰省する人が沢山いらっしゃると思いますが、私目の休暇は19日の週であります。 そんな訳で今朝も朝早くからM湾に向かって走っております。 今朝の予定は早朝にM湾に行き、とんぼ返りで午前中に何時もの病院へ行く。 なにせこの時期病院も10日程度休業になりますので今日行かないと後が困るのであります。
7時前に着いたM湾は風が強く、漣がだいぶ立っていました。 朝日は東側の山にさえぎられていて魚は見えませんでしたが、少し休みながら日が昇るのを待つことにしました。 日が射して岸壁が見易くなって初めて気がついたのが左の画像のカマス系の魚です。 体長3cm程度のものが沢山いました。 目の細かい網で掬うと全く簡単に掬うことが出来ました。
次に見つけたのが石鯛の子供たち。 極小サイズで体長1cm。 これくらいの大きさだと頭というか顔というかオレンジ色で中々綺麗な感じです。 岸壁の杭の周りで3尾発見しました。 同時に真っ黒クロスケも採集しましたが、画像を撮ろうとして一時的に駕籠に入れておいたら籠の目をくぐって本水槽へ逃げ込んでしまいました。 これも1cm弱で水槽の岩の間にもぐったのか見つかりません。 どうしても画像を見たい人は、etoさんのHPの「磯採集いろいろ−2001年度の磯−やっとお目にかかれた!」をみてください(^^) 最後にテレテレと岸壁を歩きながら水面を見ていると、燃え残りの木っ端が浮かんでいました。 港の水面には何故か燃え残りの木屑が多いんですよね。 hakuさんがナンヨウツバメウオを採集したとメールに書いてくれましたが、最初はやはり枯葉(ゴミ)と勘違いしたそうです。 多分こんな感じで浮かんでいたんでしょうね。 でも、ツバメ魚は三角ですが私が見ているのは四角です。 やはりゴミなんでしょうが、とりあえず掬ってみると・・・。 救い上げたゴミが網の中で動いてます。 アリャ、魚だ。 チャイロの不規則な斑模様です(左の画像)。 これも何だかetoさんのHPで見たことあるような・・・。 何でしょうかね、この魚は。 その直後。 これも海面に浮かんでいた黒い筋を掬ってみたらイカでした。 画像は真っ黒ですが、掬ったときは透明で、青い目が印象的なイカでした。 何イカでしょうか、これも分かりません。 非常に素早く体色を変化させます。
沢山の流れ藻(ゴミ?)が浮かんでいて、その回りに今年生まれたアミメハギが沢山付いていました。 その中から5mmと1cmを一尾ずつ採集して大体終了です。
今日は1時間しか時間がありませんでしたので直ぐに帰りましたが、明日は半日かけていつもの磯に行ってみようと思ってます。 風が止みますように・・・・。
しょっぱい しょっぱい・・・ (2002.08.04) |
昨晩のこと。 女房殿 「明日行くン?」 私 「アン、そうだな〜 (風邪ももう少し・・・)」 女房 「私、月例(アーチェリー大会)だから起きられないから」 私 「いやま〜 (syunmさんとこの訪問も延期してもらったし)」 こども 「午前中は留守番してるから午後には帰ってね」 私 「ウン〜。ソッカァ〜、じゃ行くか・・・。」
去年の記録を見ると、Kでナミチョウを採集したのが8月5日。 丁度一年前になります。 今日は干潮が8時前ということで、4時半に家を出ました。 取り合えず向かったのはMの岸壁。 手前から順番に岸壁を見ていくと、去年二日がかりでトゲチョウを捕った例のロープで吊るされたプラボックスの回りを赤と白と水色の魚がツンツンと泳いでいました。 トゲチョウです。 今年初めてみるトゲチョウはやっぱり綺麗です。 優雅にクルクルとロープの回りを泳いでいます。 早速にと岸壁用の長網を取り出し、二三度かわされながらも網の中へ押さえることが出来ました。 何時もは牡蠣ガラがビッシリの岸壁も今日は海草の大きな株がついていて、フワッとい感じで押さえられました。 網を岸壁につけたままトゲチョウが網の中へ泳ぎだすのを確認して一気に網を取り込みます。 このときに岸壁についていた海草も一緒に網の中へ・・・。 網を手元に寄せて中の海草の塊を取り出すと、500円玉より大きなとげが入っていました。 この時期にしてはとても大きい。 手を入れようとするとハオコゼも一緒に入ってます。 刺されては大変と注意してトゲに手を伸ばしましたが、少し変!。 何が変ってトゲに動きが無い。 慌てて掌に載せても何も反応がありません。 ムム、バケツの水の中に入れてみましたがそのまま底へ・・・。 一時的な気絶状態かもと暫く眺めていましたが鰓が全く動きません。 考えられることは、網に掬われたことによるショック死、一緒に網に入った海草の株による圧迫死、ハオコゼの毒による中毒死。 私は海草による圧迫死と思いますが、可哀想にも今年初めてのトゲはこうして☆にしてしまいました。 ウム〜、しょっぱいゼ! というわけで、今日はトゲチョウとナミチョウの姿を見ることが出来ましたが、結果は2戦2敗。 今年のチョウはしょぱい、しょっぱい・・・。
ガッカリしながら次に向かったのはK。 気を取り直していつものコースを回りました。 右側から降りて順次左へ。 かなり期待して行ったのですがチョウは見つかりません。 オヤビッチャ、カゴカキダイ、イソスズメ。 定番の夏の魚は随分増えてきていました。 絶対にいるはずと時間をかけながら正面を過ぎ左側へ。 でも見つかりません。 左端の幾つかプールが並んだ所もじっくり見ましたがチョウはいませんでした。 多分etoさんなら見つけるんだろ〜な。 仕方なく帰ろうと回れ右して正面の登り口に向かい始めましたが、途中に、外海へ通じていて大きく潮が引くときには20cmくらいの深さになる入り江を渡りました。 何気なく2〜3m脇を見ると、向こうから小さな魚がこちらを見ていました。 丁度、kazuさんのHPのオープニングにあるように水中からチョウがこちらを見ているのです。 近寄ってみると、親指の爪大のナミチョウです。 (注:そんな小さな魚を2〜3m離れて見えるのか〜とお思いでしょう。 見えます!間違いなく。 経験した人は分かりますよね) 近づいていくと向こうもこちらを見つけたらしく、近くの岩の下へ隠れます。 隠れた岩の下が最も深くて20cm。 回りはもっと浅いところです。 岩の入り口に網をセットして出てくるのを待つことにしました・・・。 で、結局そこに1時間半、座り続けていました。 ナミチョウは何度も姿を見せましたが、最後は外海へ去っていきました。 敗因にはいくつかありますが、それはそれとして、結局準備不足と技術不足でしょうかね。
採集開始 かな? (2002.05.03) |
G/W後半の初日です。 道路のラッシュに巻き込まれないように朝早めにM湾とKの磯を少し歩いてきました。 チョウなどは当然もう少し経たないと出てきませんが、その他の魚はどうでしょう。 結果的にキヌバリをつれて来ました。 M湾の岸壁にペアでいたものです。 Kでは採集するような魚は見つかりませんでした。 と言うより、本当はKで歩き出してから、体調がおかしく成りだして、採集どころではなかったのです。 関節の痛みと悪寒、目はうつろ。 ほうほうの体で家にたどり着いて熱を測ったら7度 (私が発熱するのはとても久しぶり) を超えて、喉や頭も痛くなってきました。 コリャ、解熱剤飲んでさっさと眠った方がいいみたいです。
** その他に見た魚
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イソ(フサ)ギンポ アミメハギ チャガラ ベラギンポ(?)
磯 大根 (2002.03.02) |
風もなく少し暖かい今日、シーズンでは毎週お世話になるあの磯へ行ってきました。 勿論、魚がいるとは思っておりませんが。 まぁ〜、塩気の補充ということでしょうか。 通りから駐車場へ向かう道の両側の畑では名物のM大根の収穫真っ盛りです。 何台もの軽トラックの荷台一杯に、収穫された大根がぎっしりと積まれています。 その車の脇をすり抜け、何時もの駐車場へ入ると去年と同じオジサンが 「オォ〜、何今日は、そうかぁ〜。春の嵐が吹かないんでネ。嵐がバァ〜と綺麗にして・・・。」 相変わらず会話が絶妙です。
駐車場奥側から磯の降りて、一応は潮溜まりを見てみました。 透明の小さなエビや1cm程のヒトデ。 アメフラシの巨大なもの。 ヨロイイソギンチャク。 そんなものが目に付きました。 二時間ほど磯を歩き回って、久々に波の音を聞いてきましたが、魚はドロメ(?)以外は何一つ見つけられませんでした。 例年だと地魚の一匹くらい目にするんですが。 今日は何も見ませんでした。 各プールには緑色の海草が繁茂し、魚の季節にはまだまだです。 この時期は海草でシーズン中より遥かに岩が滑りやすくなっていますので、行ってみる人は要注意です。
適当に磯の感じを楽しんで駐車場に戻ってくると、オジサンが 「アッ、これ持ってきなよ」 とダンボールを差し出してくれました。 「大根 持ってきな」 「エッ、すいません。 ご馳走様です」 「ウッ、いいの、いいの・・・」 中には名物大根が3本入ってました。 早速、夕飯のおかずにイカと一緒に煮て食べました。 流石に霜の当たらない土地で育った大根は旨い。 コリャ〜、シーズン前から幸先が磯(イーゾ)。 (← 2002年採集第一作はダイコンらん・・・。)